発達障害の子供にルールを教える前にするべきたった1つのこと

自閉症支援の考え方について
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高機能自閉症の息子を育てているぴょんたろうです。

 

発達障害の育児では、まず子供に「社会のルール」を守ってもらいたいと思う親御さんが多いと思います。

なぜならば、発達障害は社会性を自然に学んでいくのが苦手な障害だからです。

もう一つは、発達障害の育児で多くの親を悩ませる問題の背景には、必ず人との関りなどのように社会の場面で起きてくることが問題になることが多いからです。

そもそも無人島ならば、自閉症の方の行動は問題行動にならないのです。

社会という集団の中においては「それが問題化」されるということになってきます。

目に見えない社会や集団でのルールに気づくことや気づいても守ることが難しかったりします。

ぴょん太郎
 

なるほど。ではルールを教えてあげればいいというわけだよね。

その前にまずやることがあります。

そもそもルールを守ろうとする、社会でみんなに合わせるというのは、かなり大変なことです。

今回の記事をよむとわかることは「発達障害の子どもにルールを教える前にすること」です。

反対にいうとそれを知らないで社会のルールを無理やり押し付けたり守らせようとするとこじれます。

ぴょん太郎
 

何事も土台があるというのだね?

そうです。家を建てるにも土台がしっかりとないとちょっとことで崩れてしまいます。

子育ても、障害のあるなしにかかわらず土台があるのです。

発達障害の子供にルールを教える前にやるべきたった一つのこと【療育】

発達障害の子供と親子の信頼という土台を作る

社会のルールを子供に教える前に教えるものそれは「信頼感」です。

息子が不登校になってしまったとき、「これを教えたい・あれを教えたい。どうすればいいですか?」と質問したとき、療育のK先生はこのように仰ったのです。

K先生
K先生

まず親子の信頼を築くほうが先だと思います。

 

実は母親と父親は子供に与える役割が違います。(以下)

✅母親→ 受容・安心感・受け入れてもらえてる感・信頼感など
✅父親→ 社会性・ルール・モラル・世間の厳しさなど

子供は自分の心の中に安心感や信頼できる人をもっていなければ、厳しい外の世界で頑張ることができないのです。

それは大人でもそうです。

「誰もわかってくれない」という孤独感・不信感を持ったまま社会で頑張ることは大人でも難しいものなのです。

まずは子どもと親子の間に信頼感という土台をしっかりと作ることが大事なのです。

どうやったら発達障害の子供と親子の信頼感を作れるのか

子供との約束は守る(それもルールです)


ルールを教える前に、親も自閉症の子どもとの約束は守りましょう。

できない約束はなるべくしないようにしたほうがいいです。

大人でも約束を破ってばかりの人とは付き合いたくないですよね。

どうしても大人の都合で約束を決めてしまいますが、子供を一人の人間として尊重する気持ちを持てば「きちんと守らなければ信頼関係にひびが入る」と意識できると思います。

特に自閉症では「約束やルールを守る・守らない」ことに過敏だったりします。

ルールを教える前の信頼感をつくるためのポイント①
□ 親ができない約束は子供としない
□ ルールを作ったら親も気分で変えたりせずにちゃんと守るところを見せる

一貫した態度で子供と接する

 (スイングも毎回同じフォームで同じ強さで同じ角度で打てば綺麗に再現されますね)

自閉症の子供はとても純粋です。

少しの嘘でも親ひいては人間や社会の不信感につながってしまいます。

例えばこのようなことです。

✅公園で「そんな子は置いていくからね」といって置いていかない
✅好きなお菓子選んでいいよといっておきながら、「そんなに高いのだめに
  決まってるでしょう」と怒る
✅昨日は「いいよ」と言ったことが今日は「だめ」となる

自閉症の子供からしてみると、これらの親の行動は非論理的で気まぐれであり、とても理不尽に思えます。

このような言語(言葉)によるコントロールを繰り返していると子どもは何を学ぶと思いますか?

①口だけだから怖くない (無言無実行)

②結果、あなたの言葉での指示の信頼度が下がる

③子供は親の言葉を信じないようになる

あるいは

「指示に従っただけ、ちゃんと言うことを守っただけなのになぜ大きな声で怒られるのだろうか」
(不満・怒り・悲しみ・あきらめ・憤り) 
 
このような気持ちになってしまいます。

 
それを防ぐためには、親は常に一貫した態度で接することが大事です。

 
自閉症の子供は特にこのような約束や言ったことに対する親の矛盾などによく気が付きます。

 
私たち自閉症を育てる親は何気なくしていることでも、子供にとっては情報の混乱と不信感につながってしまうのです。

 
親が決めたことはちゃんと守りましょう。

 
親自身が決めたことを守っている姿も同時に見せていくとよいと思います。

 
「どうして泣きわめくの?!」と怒鳴っている親を見て子供が学べることは「お母さんも嫌なことがあったらそうやって泣きわめいて怒っている」という事実だけです。

 
子供がかんしゃくを起こしているときこそ、親は適切な行動を毅然とした態度で示しましょう。

ルールを教える前の信頼感をつくるためのポイント②
□親が気分でコロコロと態度を変えない
□矛盾したことを言わない

親が先に発達障害の子供を信じる

理解してから理解される

信頼関係というのは一方的な関係ではありません。

双方向の関係性です。

親のご機嫌や意図を読んで思い通りの行動をとってくれる子どもの言うことだから「わかってあげよう」とするのでは順番が逆です。

「どうしてこんな行動をとるのだろう」と悲しくなる前に、子供のことを「理解しよう」と信頼関係を能動的に作るのは子供に求めるのは酷すぎます。

親がまずは子供を信頼してあげましょう。

子供の話や言い分をきく (耳を傾ける)
✔子供の気持ちに共感する・代弁してあげる (気持ちによりそう)
✔子供の行動が起きるのを待つ (信じる)
 
 

筆者も簡単に口で言ってますが、口で言うよりも難しいかもしれません。

なぜならば、難しい子育てをしているあなたも「理解されている必要があるから」です。

自閉症の子育てに精通している人は周りには普通はいません。

ですから、発達障害の専門家など自閉症のことをよくわかっている人を見つけることが、何よりも大切だと思います。

一人で抱え込んでしまっては親子で共倒れになってしまうからです。

ルールを教える前の信頼感をつくるためのポイント③
□親からまず子供を信じる

まとめ

自閉症の子育てで辛いところは「子供ってどんな子もそれなりに大変だよ」と言われてしまったりすることです。

確かにそうなのですが、大変さが生活のうえで支障になるほどだからこそ障害と名前がつくのだと思います。

ですから子供の大変さをわかってくれる人が社会に一人でも存在すれば、それは「わかってもらえる感」につながると思います。

わかってくれる相談相手を探す記事【体験談】はこちら

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