自閉症の赤ちゃんの頃の様子【5つ】当てはまってない?

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赤ちゃん(0歳)
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育児をしていると気になるのが、子どもの発達ですよね。

 

さらにそれが初めての育児となれば、赤ちゃんの成長に一喜一憂してしまうのが母親心です。

 

「私って育児下手なのかな?」「私が神経質なだけなの?」「障害なの?それとも個性の範囲?」

ママ友に聞いても「心配しすぎじゃない?」と言われてしまったり・・・。

 

 

少しでも早く発達の違いに気づいてあげることができれば、そのぶん早期療育の効果も早く出ます。

何よりも、心配で前に進めないで「どうしたらいいの?相談したほうがいいの?」と迷っている時間が解消されます。

 

 

スッキリした気持ちで育児をすることは、お母さんの心の安定につながります。

お母さんの気持ちが心配や不安なままでは、赤ちゃんにも不安が伝わってしまいますね。

 

この記事を読んでいる方の中には「一刻も早くはっきりさせたい」という気持ちでいるかもしれません。

 

ですが、注意していただきたいのは、「乳児期では定型発達と自閉症の症状は重複している」ということです。

そのため、自閉症の診断は早くても1歳半前後となります。

 

疑いがあるからといって、すぐに診断が出るとは限らないのです。

 

赤ちゃんの時に出ている行動が、自閉症では発達とともに消失しないことが、診断の目安となります。これが、正式な診断は3歳過ぎてからと言われる理由となります。

 

とはいっても早期発見はお母さんにも赤ちゃんにもプラスになります。

 

このページでは、乳児期(0歳から満1歳まで)の「自閉症の赤ちゃんに見られる特徴」を、筆者の体験を元に公開していきます。

筆者の息子の自閉症の赤ちゃんのときの体験談はこちら。

 

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自閉症の赤ちゃんは【目が合わない】特徴がある

分化を知ろう「赤ちゃんの発達で起きること」

 

乳児期の自閉症では目をあわせないことがあります。

 

「人とモノの分化(区別)」が進むからです。

 

赤ちゃんは生後一か月になると、視界に入ったものを「じっとみつめる」ことが起きます。

注視です。

さらに、生後三か月になると首が座ってきます。

すると色々なものを観察できるようになります。

 

すると、赤ちゃんは、「じっとみる」と「お母さんは笑ってくれる」「表情が変わる」などモノと違って人は反応が返ってくることに、赤ちゃんは気づくようになります。

 

これを「人とモノの分化」といいます。

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なぜ分化が進むと自閉症の赤ちゃんは目が合いにくいのか?


人にはあってモノにはないもの。

表情や反応が人にはありますね。


モノにはありません。
その区別は自閉症の赤ちゃんでも区別できるようになります。(分化)

人とモノの分化が進むと、自閉症の赤ちゃんの世界で起きてくることがあります。

緊張と不安です。

 

 

モノはどんなに「じっとみて」も、何も起きません。いくらでも安心して観察することができます。

ですが、人というものは、じっとみると反応が返ってくるのです。

 

定型発達の赤ちゃんであれば、注視によって引き出されたお母さんの反応は、赤ちゃんの興味や親和性をさらに生みだすことにつながります。

 

ですが自閉症の赤ちゃんの世界では、じっと見つめた対象の予測ができないこと、変化があることは、とても不安なことです。

 

モノならば、自分のペースでゆっくりと観察できます。

 

ですが、人はモノとは違って、観察しているうちに観察対象の反応がコロコロと変化してしまいます。

 

これでは自閉症の赤ちゃんは、人をじっと見つめるという行為は「変化と急接近」という体験に置きかわってしまいます。

人を見つめると「変化を伴う反応」が引き出されてしまうことを学習するのです。

 

 

この「変化と急接近」という体験は、自閉症の赤ちゃんにとっては、緊張と不安の体験なのです。

 

 

それが人の目をじっとみないことにつながってきます。

 

このため、自閉症の赤ちゃんは人の反応に無関心で避けているように見えてしまうのです。

 

また、自閉症では「目をあわせているときに起きる脳の反応部位」が定型発達と反対である可能性がある研究結果が指摘されています。

赤ちゃんをよく観察してみよう。人に対して緊張や不安はどうか?人見知りの有無、人に無関心に見えないか?モノばかり見ていないか?などの「人との関り方」をチェックしてみましょう。

息子が自閉症の赤ちゃんだったとき【体験談】

自閉症の赤ちゃんは目が合わない・合いにくいといわれています。


ですが、筆者の息子(自閉症)は、目があっていました・・・。
ですので、完全に目が合っているから自閉症ではないといも言い切れないと思います。


赤ちゃんだったころの体験談の記事はこちら
自閉症の赤ちゃん時代の兆候を思い返してみる

 


自閉症の赤ちゃんは目が合いにくいという傾向があるというくらいに思っておくといいと思います。

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自閉症の赤ちゃんは抱っこしにくい特徴がある

自閉症の赤ちゃんは感覚の過敏性がある

自閉症の赤ちゃんは、感覚の過敏性というものがあります。

 

そのため、触覚過敏がある赤ちゃんは、抱っこしようとするとのけぞってしまうことがよくあります。

 

その場合は、反対に、低緊張があってもフニャフニャとして、しっくりと抱っこできないことがあります。触覚の過敏性があると、オムツを変えたり、体を洗ったりなどを嫌がったりします。

 

 

また、おんぶや抱っこの時に、お母さんにしがみついたりなどもしないので安定せず、抱っこしにくいと感じたりします。

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自閉症の赤ちゃんは共同注意が出にくいこと

二項関係とは?

 

生後9~10か月頃から1歳すぎにになると定型発達の赤ちゃんには「共同注意」が見られるようになります。

これは、興味のあるものを同じ空間で相手と共有しようとする心の発達です。

 

受け身だった赤ちゃんは、能動的に他者と関りを持とうとします。

 

 

例えば・・・

 ■自分が紐を引っ張るとモビールが動く (もの)
 ■自分が微笑むと相手も微笑み返す (人)

 

 

このように、自分と相手(もの)という関係性が成立することに赤ちゃんは気づきます。

これを二項関係といいます。

 

共同注意と三項関係

共同注意とは、自分が見ているもの(ものごと)を「他者も見ていると理解する力」のことです。それを三項関係といいます。自分と他者を結びつける能力のことです。

 

 

共同注意が出ているかどうかは診断の基準になることが多いようです。

 

ヒトにおいて、狭義の共同注意に関する行動はだいたい生後9か月頃から出現するといわれている。
(脳科学辞典より引用)


この「人と興味や関心を共有しようとする」素振りがみられないことが、のちのちの診断においても重要な指標となってきます。


ちなみに筆者の自閉症の息子は共同注意が出るのは遅くて、3歳すぎくらいでしたね。
自閉症だからといって、まったくでないわけではありません。

 

「ねえ、ママ見て!」指さしして顔を見てくるか?興味のあるものを「持ってきて見せてくれるか?」など興味・関心のあるものを共有しようとする素振り(共同注意)がみられるか?をチェックしてみましょう。
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自閉症の赤ちゃんは耳が聞こえていないように(音に無関心)見える特徴があります

 

お母さんが名前を呼びかけても、何も反応せず、聞こえていないように見えることがあります。

 

自分の世界に没頭していたり、他者がいることすら「気づいていない」ようにも見えます。うちの子は「聴覚障害があるのでは?」と思うお母さんも多いと聞きます。

 

聴覚の機能に問題がないか確認しましょう。そのあとは「他者の存在に気づいてなさそう」とお母さんが感じるかどうか?チェックしておきましょう。
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自閉症の赤ちゃんは回転するものや光るものが好き

自閉症の赤ちゃんが回るものが好きなのは想像力の弱さがあるため

自閉症の赤ちゃんは、キラキラ光るもの、くるくる回るもの、ゆらゆら揺れるものに見惚れたりします。

 

これは、自閉症の赤ちゃんが想像力の弱さを抱えているからです。

 

想像力がなければ、人は予想や予測が難しくなります。自閉症の赤ちゃんは、想像力の障害のために「変化や不規則で予測できない世界」に不安や緊張を感じているために起きます。

 

いわば「自己防衛策」です。

 

例えば、「ゆらゆら揺れるカーテン」「クルクル回る扇風機・室外機」などは、規則性があります。予測のつかないものの中では、規則性のあるものは「秩序と安心感」につながります。「キラキラするもの」や「空気中のほこりのきらめき」「洗濯機や扇風機・室外機」「ミニカーや買い物カートのタイヤ」「手のひらをかざしながら隙間からの光の動きに没頭する」「カーテンのゆらゆら」など回るもの、キラキラするもの、揺らめくものなどにうっとりしている様子が見られるか?チェックしてみましょう。

 

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自閉症の赤ちゃんでは真似っこをしない・逆さバイバイが特徴的

ミラーニューロンの働きの弱さ

 

自閉症の赤ちゃんは、「真似」(動作模倣)をすることが少ないことにお母さんは気づきます。

 

筆者の息子の場合は、某テレビ番組の体操をまったく真似しないことから「あれ?」と思いました。

これは、自閉症がミラーニューロンの働きが弱いという仮説があるためではないか?と言われています。

 

ミラーニューロンとは運動神経機構です。私たち人間は、このミラーニューロンが働くおかげで、他者の笑顔をみると自分のミラーニューロンが反応して笑顔になります。

 

他者が悲しむ表情を見ると同じようにミラーニューロンが反応して悲しい表情になります。

 

このように人間は見ただけで真似っこする運動神経系が、脳に備わっています。

 

自閉症ではそのミラーニューロンの活動低下によって、自閉症の基本障害である「社会性とコミュニケーション」が引き起こされているのではないか?と言われています。

 

自閉症では、逆さばいばいになることも多いです。


ちなみに筆者の息子も案の定、手の平を自分にむけて逆さばいばいがばっちり出ていました。

 

「ダンスなどの動きを真似して踊る」「お返事ハーイ」「いないいないばあ」など、お母さんの動きを真似っこするか?「ぺこっとおじぎ(挨拶)」や「ばいばい」などの動作模倣が出るか?をチェックしてみましょう。                  
 
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まとめ

 自閉症の赤ちゃん(乳児期)に見られる特徴は

 ①目が合いにくくて、人に無関心に見える
 ②抱っこがしっくりこない(抱っこしにくい)
 ③他者と興味関心を共有しようとする共同注意が出にくい
 ④真似っこ(動作模倣)が出にくい
です。
 
気になるお母さんは、ぜひ参考にしてみてください。
 
ちなみに、筆者の息子は高機能自閉症です。でも、指さしや「抱っこを予期して手のひらを伸ばす」などはしていました。
 
ですから、一つでもできていないからといって「うちの子は自閉症だ」反対に一つできているから「うちの子は自閉症ではない」ということではないと考えています。
 
自閉症の症状の出方は共通している部分もあります。
 
ですが、個人差も大きいです。
 
ですから、お母さんは一喜一憂しないで、注意深く楽しく子育てをしていってくださいね。


少しでも早くお母さんが違和感に気づいてあげることができれば、早期発見・早期療育につながります。
自閉症は早期療育が早いほど効果が高いとされています。

 
この記事の公開によって悩めるお母さんたちが、少しでも早く育児の心配が解消さること、早期療育の助けとなるべく相談するときの自己チェックの際に役立ていただけると嬉しいです。
 
 
 
 
【参考書籍】
「最新子どもの発達障害辞典 DSM-5対応」日本発達障害会理事長 横浜市中部地域療育センター元所長 原仁 /責任編集、合同出版 /刊
「高機能自閉症・アスペルガー症候群 その子らしさを生かす子育て」吉田友子/著、中央法規/刊
「自閉症スペクトル 親と専門家のためのガイドブック」ローナ・ウィング/著、東京書籍/刊

 

 

 

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