赤ちゃん(0歳から1歳)

自閉症の赤ちゃんの頃の様子【5つ】当てはまってない?

2019年10月11日

育児をしていると気になるのが、子どもの発達ですよね。

悩む人
「私って育児下手なのかな?」 「私が神経質なだけなの?」 「障害なの?それとも個性の範囲?」

 

 

ママ友に聞いても「心配しすぎじゃない?」と言われてしまったり・・・。

 

少しでも早く発達の違いに気づいてあげることができれば、そのぶん早期療育の効果も早く出ます。

 

お母さんの気持ちが心配や不安なままでは、赤ちゃんにも不安が伝わってしまいます。

この記事を読むことで不安が少しでもなくなればと思っています。

 

 

結論からいうと、自閉症の赤ちゃんの頃の様子5つは以下のとおり。

 

  • 目が合いにくくて、人に無関心に見える
  • 抱っこがしっくりこない(抱っこしにくい)
  • 他者と興味関心を共有しようとする共同注意が出にくい
  • 回るものが好き(歩けるようになると自分も回転する)
  • 真似っこ(動作模倣)が出にくい・逆さばいばい

 

 

注意していただきたいのは、「乳児期では定型発達と自閉症の症状は重複している」ということです。

そのため、自閉症の診断は早くても1歳半前後となります。

 

このページでは、乳児期(0歳から満1歳まで)の「自閉症の赤ちゃんに見られる特徴」を、筆者の体験を元に公開していきます。

 


【参考】自閉症の息子「赤ちゃん時代の兆候」は真似しないことでした記事はこちら

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自閉症の赤ちゃんの頃の様子【目が合わない】特徴がある

目が合わない!それは発達している証拠だけど・・・

 

自閉症の赤ちゃんはが目が合いにくいと言われています。

 

  • 人よりもおもちゃばかりじっとみる
  • 視線がしっかりあわない
 

自閉症で目が合いにくいのは、発達過程で赤ちゃんの中で「人とモノの分化(区別)」が進むからです。

 

 

【参考】自閉症と思ったきっかけは「目が合わない?!」の記事はこちらをどうぞ。

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自閉症の赤ちゃんの頃の様子は「人よりもモノを見つめることが多い」

赤ちゃんは生後一か月になると、視界に入ったものを「じっとみつめる」ことが起きます。

これを注視といいます。

さらに、生後三か月になると首が座ってきます。

すると色々なものを観察できるようになってきます。

 

そして赤ちゃんには気づいてくることがあります。

  • じっと見るとお母さんは笑ってくれる
  • じっと見るとお母さんの表情が変わる

 

このように、モノと違って人は反応が返ってくることに赤ちゃんは気づくようになります。

 

これを「人とモノの分化」といいます。

発達過程である「分化」が進むと自閉症の赤ちゃんは目が合いにくくなってきます。

 

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なぜ分化が進むと自閉症の赤ちゃんは目が合いにくいのか?


分化によって「人とモノ」の区別がつきはじめると、起きてくるのが「目が合ににくい」ということです。

 

定型発達の赤ちゃん 
 → お母さん(人)の表情が変わるので興味がいく


自閉症の赤ちゃん  
 →お母さん(人)の表情が変化するので不安になる

人とモノの分化が進むと、自閉症の赤ちゃんの世界で起きてくることがあります。

 

緊張と不安です。

ぴょん
自閉症では「変化するもの」

に不安を覚えるよ。

 

これは、自閉症の赤ちゃんが「人とモノを区別できるようになった(分化)」からこそ起きてきます。

 

モノはどんなに「じっとみて」も、何も起きないので、自閉症の赤ちゃんは安心して観察することができます。

ですが、人というものは、じっとみると反応が返ってくるのです。

 

定型発達の赤ちゃんであれば、注視によって引き出されたお母さんの反応は、赤ちゃんの興味や親和性をさらに生みだすことにつながります。

自閉症の赤ちゃんの世界では、じっと見つめた対象の予測ができないことや変化があることは、とても不安なことなのです。

 

ぴょん
自閉症の赤ちゃんにとって 見つめるとお母さんの笑顔が引き出されたり するのは怖い体験なのかもしれないね。

 

 

自閉症の赤ちゃんにとって、人をじっと見つめるという行為は「変化と急接近」という体験に置きかわってしまいます。

 

人を見つめると「変化を伴う反応」が引き出されてしまうことを学習するのです。

 

自閉症の赤ちゃんは人を避けたり無関心に見える

このため、自閉症の赤ちゃんは人の反応に無関心で避けているように見えてしまうのです。

また、自閉症では「目をあわせているときに起きる脳の反応部位」が定型発達と反対である可能性がある研究結果が指摘されています。

 

・人に対して緊張や不安はどうか?
・人に無関心に見えないか?
・モノばかり見ていないか?

「人との関り方」をチェックしてみましょう。

 

自閉症の息子が赤ちゃんだった頃の様子【体験談】

息子の赤ちゃんの頃は目はあっていました

自閉症の赤ちゃんは目が合わない・合いにくいといわれています。


しかし筆者の息子(自閉症)は、目があっていました。
ですので、完全に目が合っているから自閉症ではないといも言い切れないと思います。

 

その代わり、少し大きくなってから真似っこしないことが気になりました。



真似っこしない体験談についての記事は下記をごらんください。👇

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自閉症の息子「赤ちゃん時代の兆候」は真似しないことでした

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自閉症の赤ちゃんは抱っこしにくい特徴がある

自閉症の赤ちゃんは感覚の過敏性があるので抱っこしにくい

 

自閉症の赤ちゃんは、感覚の過敏性があります。

そのため、触覚過敏がある赤ちゃんは、抱っこしようとするとのけぞってしまうことがよくあります。

 

□抱っこしようとするとのけぞる(触覚過敏)
□抱っこしようとするとフニャフニャする(低緊張)
□オムツ替えなどをいやがる

 

 

低緊張があってもフニャフニャとして、しっくりと抱っこできないことがあります。

触覚の過敏性があると、オムツを変えたり、体を洗ったりなどを嫌がったりします。

 

✔抱っこするときにのけぞったりしないか?
✔抱っこしようとするとフニャフニャしないか?

確認してみましょう。

 

自閉症の赤ちゃんの頃の様子【共同注意が出にくい】

赤ちゃんの発達【二項関係】を知ろう

 

生後9~10か月頃から1歳すぎにになると定型発達の赤ちゃんには「共同注意」が見られるようになります。

これは、興味のあるものを同じ空間で相手と共有しようとする心の発達です。

 

受け身だった赤ちゃんは、能動的に他者と関りを持とうとするのです。

 

例えば・・・

 

自分が紐を引っ張るとモビールが動く (もの)

自分が微笑むと相手も微笑み返す 

このように、自分と相手(もの)という関係性が成立することに赤ちゃんは気づきます。

これを二項関係といいます。

 

共同注意と三項関係について

共同注意とは、自分が見ているもの(ものごと)を「他者も見ていると理解する力」のことです。それを三項関係といいます。自分と他者を結びつける能力のことです。

 

 

共同注意が出ているかどうかは診断の基準になることが多いようです。

 

ヒトにおいて、狭義の共同注意に関する行動はだいたい生後9か月頃から出現するといわれている。
(脳科学辞典より引用)

 

この「人と興味や関心を共有しようとする」素振りがみられないことが、のちのちの診断においても重要な指標となってきます。

ちなみに筆者の自閉症の息子は共同注意が出るのは遅くて、3歳すぎくらいでしたね。

 


自閉症だからといって、まったくでないわけではありません。

✔「ねえ、ママ見て!」指さしして顔を見てくるか?
✔興味のあるものを「持ってきて見せてくれるか?」
✔興味・関心のあるものを共有しようとする素振り(共同注意)がみられるか?

確認してみましょう

 
 

自閉症の赤ちゃんの頃の様子【あれっ耳が聞こえてない?】

お母さんの呼びかけに無反応で1人遊びにふけっている

 

自閉症の赤ちゃんの頃の様子として、お母さんが名前を呼びかけても、何も反応しない。

聞こえていないように見えることがあります。

 

自分の世界に没頭していたり、他者がいることすら「気づいていない」ようにも見えることがあります。

 

ぴょん
あれっ?耳が聞こえないのかな・・・?

 

うちの子は「聴覚障害があるのでは?」と思うお母さんも多いと聞きます。

いくら呼び掛けても反応が見られない場合は、聴力検査をして、異常がなかったら自閉症という場合もあるそうです。

 

✔聴覚の機能に問題がないか確認する
「他者の存在に気づいてなさそう」な様子はないか?

 

自閉症の赤ちゃんの頃の様子【回転するものや光るもの】が好き

回るものが好きなのは想像力の弱さがあるため


自閉症の赤ちゃんは、キラキラ光るもの、くるくる回るもの、ゆらゆら揺れるものに見とれたりします。

 

ぴょん
これは想像力の弱さ を抱えているからなんだよ。

 

□光るものや回転するものが好き
□自転車のタイヤの回転をずっと見てる
□扇風機や換気扇などが好き
□カーテンがゆらゆらしているのをずっと見てる」
□車のおもちゃのタイヤを回して遊ぶ
□手のひらをかざしてひらひらして遊ぶ

 

自閉症は回るものが好き?の記事はこちら。

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自閉症はくるくる回るものが好きって本当?【息子の場合はタイヤ回し・室外機でした】

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想像力がなければ、人は予想や予測が難しくなります。

自閉症の赤ちゃんは、想像力の障害があるため「変化や不規則で予測できない世界」に不安や緊張を感じています。

ぴょん
不安や緊張がいっぱいの「変化する」世の中から 秩序をみいだして 落ち着けるものといったら 「規則的な動きの繰り返し」なのかもしれないね。

 

自閉症では変化への対応の困難さがあります。


そのため、自閉症の赤ちゃんでは「変化する世の中」から自分が安心して落ち着けるために、感覚刺激に没頭したり、繰り返し規則性のあるものを反復的に行ったりすることがみられます。

 


息子は、ちょっと大きくなってから自転車のタイヤをずっと回して遊んでいました。(苦笑)

 

✔感覚刺激に没頭している様子がないか?

 

自閉症の赤ちゃんの様子【真似っこをしない】

自閉症のミラーニューロンの働きの弱さ

 

自閉症の赤ちゃんは、「真似」(動作模倣)」をしないことが多いです。

 

□踊りを真似っこしない
□ばいばい、おじぎなどの真似をしない
□お返事はーいやいないいないばあなどの真似が出ない
□逆さバイバイになってしまう

 

筆者の息子の場合は、某テレビ番組の体操をまったく真似しないことから「あれ?」と思いました。

 

これは、自閉症がミラーニューロンの働きが弱いという仮説があるためではないか?と言われています。

ミラーニューロンとは見たことを真似っこする運動神経機構です。

 

ぴょん
他人の笑顔をみると 自分のミラーニューロンが反応して笑顔になるんだよ。

 

このように人間は見ただけで真似っこする運動神経系が、脳に備わっています。

 

自閉症ではそのミラーニューロンの活動低下によって、自閉症の基本障害である「社会性とコミュニケーション」が引き起こされているのではないか?と言われています。

✔真似っこしているか?

 

自閉症の赤ちゃんは逆さばいばいをする

逆さバイバイは自閉症に多い特徴

(画像は逆さばいばいではございません。)



自閉症では、真似っこのほかに逆さばいばいになりやすいです。


ちなみに筆者の息子も案の定、手の平を自分にむけて逆さばいばいがばっちり出ていました。

 

逆さバイバイについての体験談の記事はこちらをどうぞ。👇

合わせて読む
自閉症の逆さバイバイ
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✔逆さばいばいは出てないか?        

 

まとめ

 自閉症の赤ちゃん(乳児期)に見られる特徴のまとめです。

 

  • 目が合いにくくて、人に無関心に見える
  • 抱っこがしっくりこない(抱っこしにくい)
  • 他者と興味関心を共有しようとする共同注意が出にくい
  • 回るものが好き(歩けるようになると自分も回転する)
  • 真似っこ(動作模倣)が出にくい
 

 

ちなみに、筆者の息子は高機能自閉症です。でも、指さしや「抱っこを予期して手のひらを伸ばす」などはしていました。

 

ですから、一つでもできていないからといって「うちの子は自閉症だ」反対に一つできているから「うちの子は自閉症ではない」ということではないと考えています。

 

自閉症の症状の出方は共通している部分もあるのですが、個人差も大きいです。

ですから、お母さんは注意深く楽しく子育てをしていってくださいね。

 

幼児期になると、さらに自閉症らしい行動も見られるようになります。

 

くわしくは別記事をご覧ください。

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【参考書籍】
「最新子どもの発達障害辞典 DSM-5対応」日本発達障害会理事長 横浜市中部地域療育センター元所長 原仁 /責任編集、合同出版 /刊
「高機能自閉症・アスペルガー症候群 その子らしさを生かす子育て」吉田友子/著、中央法規/刊
「自閉症スペクトル 親と専門家のためのガイドブック」ローナ・ウィング/著、東京書籍/刊

 

 

 

 

 

 

 

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  • この記事を書いた人

ぴょん

はじめまして。ぴょんです。 中2自閉症男の子の母親。 支援や療育の記事だけを別のブログに引っ越しました。 サイトはこちら 発達障害の療育の勉強をしながら、自閉症の親として成長していく体験レビュー型ブログを目指しています。 そのほか、自閉症やADHDの子育てで気づいたことの情報発信もしています。 よろしくお願いします。

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