自閉症は実況・独り言が好き?~本人にとっては気持ちを落ち着ける作用があるかも~

こだわり
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こんにちは、ぴょんです。
高機能自閉症の小学生を育てています。

 

 

突然ですが、このようなことを思ったことはありませんか?

 

「うちの子は独り言やエコラリアが多い・・・。」
「なんで自閉症の子は独り言が多いの?」

 

 

エコラリアや独り言を言うので「うちの子は大丈夫なのかしら」と心配になったり・・・

エコラリア(反響言語)とは、オウム返しとも呼ばれていて他者の言葉をそのまま真似することです。

 

私の息子は高機能自閉症の小学6年生ですが、一日中、何かしらしゃべっています。

 

年齢があがったら収まるというより、むしろ年齢が高くなるにつれて、おしゃべりや実況・歌は多くなってきたように思います。

静かに何かをしているということは、ほとんどありません。

 

考える人

ちょっと不思議ですよね。

 

今回はその疑問にお答えします。

 

【参考】自閉症の独り言がうるさい時にやったこと(体験談)の記事はこちら。

 

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そもそも障害関係なく小さい子供は考えを口に出しやすい

子供は「公衆の前で独り言を話すことが恥ずかしい」と思いにくい

自閉症の子供の独り言に限らず、小さい子供というのは独りで遊んでいるときも、仲間と遊ぶときも小さい子供が自分も考えていることを口に出すことはよくあります。

 

 

ですが、定型発達では小学校に上がるころになると「頭の中で考えること」を覚えるようになります。

 

 

ワーキングメモリという頭の中で情報を
一時的に記憶しておく能力が発達するのも理由だよ。

 

 

ですが、自閉症では公共の場や他人がいる場所でも「考えていることを口に出したまましゃべることが多くなります。

 

自閉症の独り言が困るのはどういうとき?

独り言が困ってしまう場面は以下です。👇

 

✔学校や授業中に生徒の気が散って授業の邪魔になってしまう
✔独り言をいっている自閉症の本人が先生の指示を聞きもらしてしまう
✔公共の場面やスーパー・病院など静かにしなければならない場所で親が困ってしまう

病院や授業中など基本的に静かにしなければならない場面でも独り言が出てしまうと、困った行動につながってしまいます。

 

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なぜ自閉症は独り言や実況をするの?

自閉症が独り言をいう理由3つ【発達編】

独り言はアスペルガー症候群のように言語の発達に遅れがないグループでも見られます。

 

なぜなのでしょうか。

 

自閉症が独り言や実況をしてしまう理由は以下の3つです。👇

 

 

✅恥ずかしい(羞恥心)が育ってないから
✅静かにする場所ということが理解できてないから
✅自分が目立ってしまっている・浮いてることに気づけない(無頓着・無関心)

深堀していきます。

 

自閉症では独り言が恥ずかしいという感情が育ちにくい

自閉症では「自分が恥ずかしい」という羞恥心の発達が遅い場合があります。

 

静かにしなければならない場所だと理解していない

自閉症では、社会的な場面での意味を読み取る力が弱いために「みんなが静かにしているから自分も静かにしょう」と意識することが難しいように思います。

 

そのようなときは、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)で絵を見せながら場面にあった行動や言動を教えていく必要があります。

 

 

 

ソーシャルスキルトレーニングのオススメの本はこちらの記事をどうぞ。

 

 

 

自閉症では独り言で自分が目立ってしまっていることに気づけない

自閉症やアスペルガー症候群では、独り言をいっていることがで「その場で自分が目立って浮いている」ということが理解できないことがあります。

 

これは、自己認知やメタ認知が進んでくれば自然と独り言が治ることがあります。

 

自己認知とは「自分のしている認知を認知すること」です。

メタ認知とは自分を客観的に一段上の視点で認知することです。

 

 

K先生
K先生

自閉症はメタ認知が弱いです。

 

 

療育の先生であるK先生によると、発達障害では自分を客観的にみる力が弱いということです。

 

 

前に筆者が見ていた仰天ニュースという番組でアスペルガー症候群の特集が組まれてました。

 

その番組の中でアスペルガー症候群の女の子だったと思うのですが、「自分が恥ずかしいことをしていることに気づいた」といってそれまでのクラスでの独り言(勝手に発言する)や問題行動のすべてをやめたという本人の話を聞いたことがあります。

 

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自閉症の子どもが独り言をいう理由3つ【本人のメリット編】

独り言をいうことで寂しさを紛らせるから

自閉症の中には、しゃべっていないと寂しいから独り言を言い続けているという人もいます。

 

話していると寂しさを紛らわせることができるので、自分の声をきくのが好きなんです。
(デューイ 1991、 204項)

 

これは、筆者の息子(高機能自閉症スペクトラム)も言っていました。

 

さらに声が出なくなると不安になるのではないか?と感じてずっとしゃべり続けていることもあるみたいです。

 

 

それにおしゃべりしていないと、声が出なくなるんじゃないかとちょっと不安になるんです。
なにしろ5歳までほとんどしゃべらなかったんですから。

(デューイ 1991、201項)

 

自閉症は想像力の障害があることから、見えないものを認識するのが苦手です。

 

声も見えないものですから、「聞こえていないと」なくなってしまわないのか不安なのかもしれません。それを確認するという理由もあるのかもしれませんね。

 

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独り言で自分を客観視できるからかもしれない

自閉症は実況中継が好き?

筆者の息子は、実況中継が好きです。

 

これはYouYubeの影響もあるかもしれません。

 

ですが、自分の行動や考えをしゃべりながら実行すると、客観視することができますね。

 

 

頭の中を整理するためには口に出すということは誰でもあると思います。

 

きっと、実況中継みたいな独り言は、「自閉症の方が自分の頭の中を整理するため自動的に生み出された本人なりの対処法」なのではないかな?と思います。

 

独り言を通して会話でシミュレーションしている

自閉症が思考を独り言でしゃべることで確認しているのだとしたら、それは会話でシミュレーションを繰り広げているということかもしれません。

 

あまりにもたくさんの情報を覚えておかなければならないときや、定型発達の私たちでも、手順を確認するときに「次は〇〇をして。次は△△をして・・・」と独り言が出てしまうことがあります。

それと同じなのかもしれません。

 

 

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まとめ

・羞恥心の概念の発達の遅れの関係
・自己認知の問題
・その場所で「独り言をしてはいけない」と思ってないから
・気持ちが不安だから落ち着くため
・自分でシミュレーションや考えをまとめるため
ということです。
一見、理由がわからない独り言でも自閉症の本人にとっては、理由があることがあります。
家であれば、あまり心配にならずに好きなようにさせてあげるのもよいのではないかな、と筆者は思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

皆さまの参考になれば幸いです。

(^o^)/


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