こんにちは、努力が苦手なぴょんです。
向上心と上昇志向は違うという考えを私は持っています。
私はブログの成功を目指していますが、偉くなりたくありません。
「すごいですね」などのほめ言葉もそんなに好きではないです。
そんなことを褒めてくれるくらいなら、気づかないこだわりに気づいてくれた時の方が嬉しいですね。
っていうこだわりなんですけどね。(笑)
ちなみに「向上心」と上昇志向の違いは明白です。
向上心は「自分に向けられる」個人的な成長です。
対して、「上昇志向」は何かと比較して、「その集団の中で地位・ランクをあげていく」んです。
そうですね。
向上心は「地上でハンググライダーを見ている人」です。
いつでも、自分は地面にいます。
地に足はついている。
これが、上昇志向だと「ハンググライダーで飛んでいる人たちそのもの」になります。
本当は、そのハンググライダーで「上だ、下だ」と競っている人達の集団からはずれてしまえば。
たちどころに(たちまち)自分が「上に昇っているのか急降下しているのか」すらわからなくなることでしょう。
みんな(他者)も、そうやって「空中浮遊」している世界なのです。
ときどき、自分が落ちそうになると空中でたまたまちょっと利用しやすい他人の背中を踏み台にしてでも
自分がより高い場所に上昇しようとすることを目指す人すらいるのです。
しかし、向上心は違っています。
まず、相対比較ではないので「人が下がったら自分があがる」ということもないです。
地面に足があるので、隣を見回すこともできます。
「わあ、あの人たちはすごいねえ」と一緒に言ってくれる人がすぐ隣に仲間としているのですね。
向上心は「ある集団の中でも最低ランクに属していても持つことができるのです」
しかも、変わらない一定の効果を発揮することができます。
上昇志向は違います。
「ある集団において自分が上にいけるような場所を選んでいく」ような感覚ですので。
まあ、その話はさておき。
私は努力が嫌いです。
日本ってなぜか「努力している人」がカッコいいという感覚があるように思えるんです。
でも、努力ってかっこいいですか?
中2病じゃないですけど、「努力しているように見えない」方がカッコよくないですか?
裏の努力を見せないから、ディズニーランドは楽しいんです。
目の前でスタッフの人が、踊りの練習していたり。
ミッキーがいきなり着ぐるみを脱いで、「はあ~暑くてマジ死にそうだわー-」って努力を見せたらどうでしょうか。
もうそれって魔法でもなんでないし、世界観をぶち壊しています。
実はこの世の中は「努力してるんですね~」って言われたり思わせたら負けです。
これは、美学の理由ですね。
私はものごとに自分なりの理由づけが189個あります。
そのほかの真面目な理由としましては、「努力でなんとかならない」ことなんてたくさんあるからです。
自閉症のお子さんを育てているあなたなら、実感されることも多いのではないでしょうか。
他者に「もっと頑張れ」と言われたり「頑張ればできるよ!!」と言われたら、こう思うといいと思います。
努力をすごくして自分の限界に達すると「あ、これ努力しても私には無理だ」と思うことがあります。
ここで「努力信者」の場合は「私の努力がまだ足りないんだ!!」ってなるので、とても危険です。
注意ポイント
自分の上限と下限を知るというのはとても大事なのです。
このとき、自閉症の人の「限界」と、定型の人の加減はまったく違います。
定型と自閉でなくても、「定型の中でも頑張りは一人ひとり違う」のです。
定型の人がみたら「え?もっと努力しなよ?」「甘えてんじゃない」と思うことがあるかもしれないのです。
これも、さらに自閉症の人を「努力していない」と追い込むので危険な考え方です。
そういう人が自閉症の周りにいるとさらに可哀想でして、「誰も努力しないでできる方法(楽な方法)」を検討しなくなってしまうのです。
お金のマインドセットを発信しているのですが、「お金というのは汗水たらして稼ぐもの」という思い込みがある人もよろしくないです。
なんでよくないかというと、「苦労して稼ぐお金の稼ぎ方しか見つからなくなる(脳が認識しなくなる)」からです。
本当の努力をした人は、「努力してもできないことってあるんだな」ということを知っています。
だから、安易に「頑張れば必ずできるよ!!」とか言わなくなるのです。
私は、努力しすぎた結果、体調を壊したことがあります。
それは「現実をあるがままに認めてない」ということになるのです。
頑張ったけどできないことを自分の努力が足りないせいだと責めることは、「自分が努力してもできないこと」を自分で認めてあげないわけですので
精神的には自分を自分でいじめることになるのですね。
すると、心は気づかせるように全力を出してシグナルを与えてきますから
体調不良が起きてきます。
ここで大切なのが、周りの人の応援の力です。
周りの人が「できなくていいんだよ」「努力してもできないことってあるよ」「それが苦手だってわかってよかったね」と、あなたの代わりに言ってくれる人がいると、その人は自分の気づきから前に進むことができるでしょう。
しかし、周りの人も「努力信者」だと困ったことになります。
努力すればやっただけ成果が出るわけじゃないんです。
何度もこのブログで訴えてきています。
私は、副業(本業だけど)でブログをやっていますから、完全歩合制です。
注意ポイント
努力は裏切らないという言葉もとても危険です。
私の息子の成績表に「努力すれば必ず成果が出る」と赤ペンで担任の先生に書かれていました。
私は「あ。この担任の先生は自分の限界を超えて努力して挫折したことがない先生なんだな」と思いました。
なんとなくの努力でなんとかなってきた人は、「頑張った結果」がついてくるのだと信じています。
私たち人間の視野は、驚くほど狭いので「自分が経験してきたこと」をどうしてもベースにしてしまいがちです。
頑張ったから今の地位がある人は、「頑張ってきたことでうまくいっている自分がいる」ので「努力しても意味がない世界があること」を認めることができません。
自分の信じている世界が壊れてしまうからです。
自閉症の親になって、ぶつかるのって「努力しても意味ないという世界」だと思うのです。
これを私たちは受け入れる必要があります。
しかし、この世界はよくみるとおかしいことに気づくはずです。
努力して報われたり、必ず成果が上がるのであれば、全員が成功者です。
突然ですがあなたは、サッカーを観ていますでしょうか?
私は一切みていません。
しかし、コスタリカ戦で怒っている方がいらっしゃると風の噂で聞きました。
これは期待感の方かもしれませんが、
悔し涙を流せるのは、本気でむきあった人だけです。
それは、その人の人生の宝ものになるので、そっと箱にしまうことができます。
自閉症のお子さんが、自分ができなくて泣いていたらあなたはどうしますか。
本当は、その子自身が、自分でその涙を自分の宝物として大事にしてあげれたらいいのですが
そうはいかないこともあるのです。
それは先ほどの「努力できてない自分がいけない」「努力が足りない」とその子自身が思っていることもあるからです。
あなたは、その子の涙を宝石に変える手助けをできる立場にあります。
イメージ優位すぎて何をいってるのかわからないですよね。
すみません。
言語で書くのは難しいのですが、つまり。
「自分の感情(あるがまま)を否定している子ども」の代わりに「親が感情を代わりに認めてあげる必要がある」のです。
それは見本です。
その子自身が努力をしない自分が悪いと泣いていたら、あなたは別のやり方を示して「他にも方法があるよ」と教える必要があるのです。
ポイント
そのためには、あなたがお子さんにない視点を持っていないといけないということです。
もし、その視点を母親のあなた自身も得られなかったら、(獲得できていないとしたら)
その視点を持つ人にその視点から見る世界を教えてもらうのです。
どんな世界を見ているか?というのはここではとても大事になってきます。
注意ポイント
担任の先生や療育の先生、心理士の先生や医師の世界をよく見てください。
どの世界が優れているとか、どの世界が正しいとかいう話ではありません。
私も、未熟なために、心理士の方の世界観を見抜いて、尊重することができなかったわけです。
しかし、教えてもらう立場なので「その人の世界観」に一線を引くことは、すなわち。
その人との世界は共有しない(交わらない)ということになります。
誤解なきように申し上げるのですが、「世界が交わらない」のは当たり前なのです。
拒絶するということではありません。
相手の世界と自分の世界の違いを明確にしたうえで、相手の世界を尊重していけばいいのです。
そこで交わることもなくていいのですね。
私がいま、書いているこの記事はかなり私の世界観を強く全面に出して書いています。
ですから、この世界に共鳴する人もいれば拒絶する人もいるでしょう。
それでいいのです。
自閉症の人の世界を感じ取ることができれば、その世界とあなたの世界を交わることも可能になるのですね。
何を言っているのかわかりにくいかもしれません。
自分の世界を大事にできる人は、他者の世界も尊重できるのです。
私は「自分の世界」と「他人の世界」が混ざってしまうことがあります。
私たちは違う世界にいますけど、同じ世界に住んでいるからです。
ですから、ついつい「相手と同じ世界・私と同じ世界」に住んでいると錯覚してしまうんですね。
しかし、これは皆さんにもあるのではないでしょうか。
他人と自分は違っているとわかっていても、「自分の生きてきた世界観を基準に人を判断してしまう先生(や心理士さん)」
心理士さんですらそうなのです。
この記事は私の感覚優位で書いているので、心理士さんが決めつけていたかどうかは今となっては推論でしかありません。
しかし、私は自分の感覚をとても信頼しています。
なぜでしょうか?
それは、私自身が「自分で自分の世界観を大事にしてるから」です(笑)
つまり相手と仲良くなりたければ、これを他者にもすればいいのですね。
自閉症の子の世界観を大切にするのです。
土足でずかずか入り込んで、あなたの世界観を押し付けてはいけないのです。
「ねえ。ちょっと見せてよ。」と自閉症の子の楽しい遊びを教えてもらいましょう!
そして、心からあなたもその子の楽しみ方を楽しんでみて!
そうすれば、自閉症のお子さんはあなたに心を開いてくれるのですね。
。
このとき、必ず感覚を使ってください。
思考で推論するのではなく、「自閉症の感覚」をイメージしてください。
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