自閉症の育児方法

自閉症の子は外ではいい子だけど家では癇癪を起こす?【考え方】

2022年5月2日

 

悩む人
外ではいい子なのに家では癇癪や
問題行動を起こす・・・。

発達障害の子どもはこのようなことがよくあるようです。

 

 

色々なイトをさくっと読んだところ、このような理由を見つけました👇

 

「外で頑張りすぎているから、外でストレス発散している(心のSOS?)

 

 

そのような考えかたももちろんあると思います。

問題行動のアプローチというのは、1つではなく、人が違えば適用している手法も違います。

 

ですので、この考え方が間違っているわけではないし、おっしゃる通りだと思います。

しかし、この考え方(心や気持ち)を主軸においてしまいますと、「解決しない」という問題があります。

 

今回はその点を踏まえたうえで、どのように解決すればいいのか?書いていきます。

自閉症の子が外と家で二面性がある原因を「気持ち」に持っていくと解決しません

じゃあ母親は家でも外でも我慢しとろと?

ストレスがあることや外で頑張っているから、「気持ち」を理由と紐づけてしまうと問題行動はずっと解決しないのです。

 

最初のとらえ方を変える必要があります。

 

私はパニック障害ですが、よく原因はストレスと言われます。

 

しかしパニック障害を「ストレス」と原因づけしても解決しませんでした。

 

特定の状況で特定の状態が喚起される。

 

 

これを機能で強化されていると考えるのが行動分析的アプローチになります。

結論からいうと「外ではいい子なのに家では癇癪を起こす」というのは、脳がそういう設定になってしまっているからです。

 

今回はこの視点から「自閉症の子どもが家と外で違う行動をする」ということを解決する考え方をざっくり書いていきます。

 

行動分析ではなく、考えかたのスタートだけ書きます。

本腰を入れると説明しきれないからです。

 

もし、自閉症の問題行動が「気持ちや心」からきていると受け取ってしまうと、問題があります。

「頑張りすぎている」から家で癇癪を起こすというとらえ方も同じです。

 

「頑張ってる・頑張っていない」というのはどのように判断するのでしょうか?

 

数値化できるでしょうか?

見えるのでしょうか?

 

「頑張りが足りない」と言っている人も「頑張りすぎてるよね」という人も、どちらも「精神論」「気持ち」などに目がむいています。

 

その世界観から自閉症の問題行動をみている。

 

これでは、よろしくないのです。

 

なぜなら、解決方法もその世界(視点)では母親の心次第になるからです。

 

「そっかそっか。頑張ってるなら家で暴れても仕方ないね」

 

と解決法を、「困っている親のこれまた精神論」(心や気持ち)にゆだねることになります。

 

 

つまり、「頑張っているから家では癇癪は仕方ないよね」って思えない母親の「マインド」が足りないということになります。

そんなのはおかしいですよ。

 

 

誰だって八つ当たりや暴力を子どもに受け続けたら、病んでしまいます。

忍耐力の問題でもないし、スルースキルの問題でもないですよ。

 

子どもが外で頑張っているならば、家で母親がサンドバックになってもいいのですか?

母親は家でもずっと頑張ってるのが当たり前で権利はないんですか?

 

 

家で頑張っている母親は、外で人に絡んだり攻撃的になっても仕方ないんですか?

そんなことないでしょ?

 

私はそう思ってしまうので、自閉症の子どもが外でいい子なのは「外で頑張っているから」という安直な理由に帰属しません。

家では自閉症の子どもの要求が叶いやすい環境になっていないか?(誤学習)

そうではなく。

  • 「家で癇癪を起こすとき」に「子どもが何らかの目的がある」こと。そして
  • 「その目的を達成しやすい環境と人」が用意されているのでは?

 

この時の目的とは「要求」「回避・逃避」「注目」が主流なのですが、私はこの項目に「疾病利得」「責任転嫁」「コントロール」「メルトダウン(キャパオーバー)」を追加して考えるようにしています。

前者の3個はABAですが、「疾病利得」などは行動分析では「要求」「回避」に当たります。

ポイント

「頑張ってる・頑張ってない」などの心や精神論で考えない

「癇癪による目的」「癇癪が起きているときの人と環境」に視点をむける




まとめ

いっぺんに書くと、長いので最初の最初の「スタートの視点」だけを書きました。

視点を変えれば、世界観はまるで変わりますから、そこから問題点を探っていくことが可能となります。

 

自閉症の子どもを「底辺で不幸」ととらえている親や本人は本当に不幸の中に生きていますし、「才能があって楽しみ」ととらえれば本人や親も、その通りの現実を生きます。

 

うそではなくて、これは真実です。

幸せは主観です。

問題行動も「解決できない、親が気持ちを変える」とか言ってるのではないのです。

 

モノの見方(視点)を変えるということは世界を変えるということなのです。

 

それによって、解決できなかった問題がどんどん解決していくのです。

まとめ

心が大事!!気持ちが大事!といっているのはとても素敵なことです。

 

私も昔はそうでした。

しかし、パニック障害になって発作が起きたりすると「心が弱いからだ」と言われる辛さを知るようになりました。

頑張ればできる!!というのは精神論です。

怠け者やわがままという言葉も、定義をするには弱いのです。

心って、ただの電気信号ですから。

 

新しい行動を作って古い行動が減るように考えていきましょう。

ABA実践体験記はこちらの記事をどうぞ。

 

 

 



  • この記事を書いた人

ぴょん

はじめまして。ぴょんです。 中2自閉症男の子の母親。 支援や療育の記事だけを別のブログに引っ越しました。 サイトはこちら 発達障害の療育の勉強をしながら、自閉症の親として成長していく体験レビュー型ブログを目指しています。 そのほか、自閉症やADHDの子育てで気づいたことの情報発信もしています。 よろしくお願いします。

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