先日、中学校の保護者会に参加してきました。
「保護者会で過去に失敗した話」の記事の中で、保護者会や懇談会で子どもの発達障害のことを伝えないほうがいいといいました。
【障害を話すべき?】幼稚園の保護者会で起きた過去の失敗!の記事はこちら
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【障害を話すべき?】幼稚園の保護者会で起きた過去の失敗
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他の親には伝えないほうがいいというのが私の意見です。
しかし、学校側や幼稚園には確実に伝えたほうがいいです。
私も過去には学校との関係がうまくいかず。
(だって先生があまりにも自閉症のことを知らない)
こちらが提案して「息子くにはこのような支援ツール使いましょう」と同意したのに
面倒だからって支援を勝手にやめてたり
「支援級の他の子どものパニックで対応できなくて」
と他の子どものせいにしたり(怒)!!
あまりにもひどかったので、学校で緊急面談を開いていただいたりしました。
そのときの私の失敗談とともに、「正しい学校への伝え方」を今回は書いていきます。
学校の先生といい関係を築くのはとても大切です。
私のように失敗しないでくださいね。
それではいきましょう!!
発達障害を学校に伝えるときってどうすればいいの?
小3のときに起こった「宿題にこだわる先生事件」
今から5年前くらいの息子が小学校3年のときのお話です。
とにかく完璧主義の先生の女性のベテランの先生で。
自分の授業のやり方にこだわりを持っていらっしゃる先生でした。
それゆえに、「こちらの自閉症への合理的配慮」をお願いしても「だめです」の一点ばり。
挙句の果てに「私の学級経営方針にケチつけるモンスターペアレントだ」と思われたみたいで、
めちゃくちゃキレられました。
宿題の字が汚いからやりなおせと言われて毎日息子が家でパニック
(自主学習のページ。👆これでも担任の先生は不満だったようです。)
当時、3年生だった息子は支援級に在籍していました。
2年生の支援級の先生が特別支援コーディネーターの資格をお持ちの先生で。
いろいろと支援をしてくださり、図工や音楽などの授業から徐々に交流をしてくれまして。
その先生の甲斐もあって
息子は3年生では、朝の会から帰りの会まで、ランドセルも普通級において1日を過ごしていました。
しかし、3年生の普通級の担任の先生が
字が下手だから、全部やり直しというのです。
宿題は2時間やらなければ終わらない量が出ていました。
私は、息子の目標を「提出しなければならないものはきちんとやる」に設定しました。
つまり、字が汚くてもいいからとにかく宿題を提出する、という形をとっていれば合格!!です。
息子は宿題を「終わらない」と言いながら23時半くらいまで泣きながらやっていたのですから。
普通にやっても大変な量です。
質まで求めるのは発達障害の息子にとっては酷すぎます。
こういう丁寧に書いてある字も「ふざけてる」「もっときれいに書けるはず」みたいなことを言われました。
習字みたいに止め、払い、はね、しんにょうの角度まで直されたりしました。
しんにょう(之)の角度ですよ?
次の日に、前日に字が下手(私はそう思ってないです)という先生のこだわり?の理由で
やり直しになったプリントもやらなきゃいけないので
息子は頭がおかしくなりそうなほどパニックを起こしていました。
私が無理やり鉛筆を持ってやらせたりもしました。
先生が宿題にこだわるからです。
私はやらなくてもよければ、宿題なんて意味のないものだと思っています。
だってそうじゃないですか。
勉強を辛く苦しいものって思ったら、だれが自分から勉強の習慣がつくんですか?
それに書ける漢字を繰り返し泣きながら書いてなんの意味があるの?
乗れる自転車の練習して何の意味があるのでしょうか?
学校の担任に字の下手さでやり直しはやめてほしいとお願いしたら・・・
私は毎日、息子の宿題で荒れて疲労困憊していました。
やり直しのプリントのことを言われて頭にきたので、学校に電話しました。
担任のせいで家でパニックを起こすようになったので
宿題の質にこだわるのはやめてほしいとお願いしました。
(連絡帳にもキレ散らかしてやりました。👆)
提出できるというところを目標にしていただけないでしょうか?と。
そうしたら「それはできない」とのことでした。(怒)
ああー今でも書いてて腹がたってきます。
息子は支援級に在籍していましたし、「合理的配慮」だって対象なのです。
校長先生にも伝えたのですが、「学級のことはそれぞれ任せてあるんで」と一蹴されました。
(怒)
最悪です、ほんと。
「私のやり方がありますので!!息子くんだけ字を直さないのは不公平なので!!」って言われました。
・・・何か教育の本質をはき違えてますよね?
最後のほうは私も切れ気味になってしまって申し訳なかったまもしれませんが、
はっきりいって学校の対応はひどかったと思っています。
まあ、その担任が変わったら落ち着いたので先生ガチャですね。
4年生になってから、その担任のクラスになったママ友の定型のお子さんも
と困っていました。
つまり、発達障害だからというわけでもないのです。
障害を学校に伝えるときのコツ
学校には障害の子の特性を伝えるのがおすすめ
私は失敗してしまったのですが、基本的には学校の先生には障害のことを伝えておく必要があります。
息子の場合、支援級なんだからそもそもの話、わかってないと困るんですけどね。
さて、学校や幼稚園に障害のことを伝えるうえで、メリットとデメリットを整理しましょう。
メリット
- 子どもにあった適切な支援を受けられる
- 学校と家庭で協力体制がとれる
- 周囲にも協力を求めやすい
デメリット
- 偏見の目で見てくる先生がいる
- 先生が偏見を持つことで子どもが傷つく
- 家族の学校との調整などが面倒
学校に障害のことを伝えると、よい先生なら協力してくれると思います。
伝えること自体がすでに支援になるので、学校との情報を積極的に共有していきましょう。
子どもが困るというよりも先生にとって困っている視点で【ご提案する】
どうしても保護者や当事者である子ども視点で「困っていること」を学校に一方的に押し付けるような物言いになってしまうことがあります。
しかし、ここで大事なのは「先生の視点」に立つことです。
先生にとっても学級にいる全体のお子さんをお預かりしている以上、1人の子にばかり時間と精神的労力をかけるのは大変なはずです。
ですから、その苦労が減りますよ~。という形でこちらから子どもが学級に対して損失を与えそうな行動をピックアップして先に対処法を「ご提案」をさせていだくのです。
小学校で切れ散らかしてしまった私は策略を練った結果、反省して
中学校ではこのような姿勢に変えたところ、なんとか平穏に学校とやっています。
まあ、中学では、この姿勢(技)を発動するほどのことが起きてないんですけどね。
まずは、最初に先生への感謝を伝えましょう。
先生といっても人間です。
人間である以上、どんなに公平に見ようと思っても「感じのいい親の子ども」には好印象をもってくれます。
実際のところ、子どもを見てもらっているわけですから、それはそれは大変な職業だと思います。
私みたいなキレてくる保護者の対応もありますし・・・。
全国の教職員の皆さま、ありがとうございますです。
まとめ
学校とうまくやるコツのまとめです。
・学校にメリットがある形でご提案する(お願いではなく)
・感謝を述べる
・長文の切れ散らかした文章を書かない
です。いつも最後まで読んでくださりありがとうございます。
この記事が皆様のお役に立てたら嬉しいです。