【発達障害のせい?】色が覚えられない子どもへの支援の素材&手順を解説!

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皆さんはこのような悩みはありませんか?

 

「子どもが色をなかなか覚えない」

「発達障害だからかな?」
「だったら、発達障害の子どもに
あった色の教え方を知りたい」

 

このような悩みにお答えします。

 

私の息子は自閉症ですが、オレンジ色がなかなか覚えられませんでした。

 

赤や青はいいのですが、4歳でもオレンジがわからなくて困りましたね。

オレンジ色のものってあまりないんですよね。

 

オレンジを見せながら、オレンジっていっていればいいんですけどね。

 

今回は私が息子にやってきた体験(と知識)を参考にして解決方法を簡単に書いていきます。

 

発達障害の子どもに色を教えるための手順は以下のとおりです。👇

 

3ステップです。

 

  1. 赤いりんご、緑のピーマンなど1つの色でできている写真を用意する
  2. 親の指示で子どもにりんご、ピーマンなど「固有名詞」を選んでもらう
    そのときに親は「あかいりんご」「緑のピーマン」という
  3. 子どもがりんごやピーマンの写真カードを選んだときに
    親は「あか・・・」「緑・・・」という

 

言葉だとちょっとわかりにくいかもしれませんね。

詳しく解説しますので安心してくださいね。

 

それではいきましょう!

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発達障害の子どもが色を覚えない!の教え方

覚えたい色の写真を用意

まず、上記のように覚えたい色が単一の写真やイラストを用意します。

 

上記は著作権フリーの画像をエクセルに貼り付けました。

発達障害のお子さんが「知らないモノ」の写真ではなく
モノの名前を知っている写真にしてください。

 

青だと「空」か「海」でまよったのですが、海にしました。

 

次に子どもに絵カードを選んでもらう

次に、覚えたい3色くらいを選びましょう。

1度に覚えるのは人は3つくらいがちょうどいいです。

 

選ぶときも3つ以上の選択しは選ぶのに脳に負荷がとてもかかります。

 

 

次にお子さんに「赤いりんご」「黄色いバナナ」「緑の葉っぱ」「オレンジ色のオレンジ」「青い海」と指示を出して、カードを選んでもらうようにします。

 

これは、子どもちゃれんじの「いろっち」なども、さりげ使っている技です。

 

 

 

 

いろっちは「りんごいただきまー-す!!」と言わずに

「赤いりんご!!いただきまーす」と言っています。

 

 

人の顔と名前が一致しないときって私たちでもありますよね。

 

昔いたお笑い芸人の「残念ー---!!〇〇ですからー--!!〇〇斬り!!」の侍

(の映像はわかる。)

 

 

 

 

「なんでだろう~なんでだろう~?なんでだなんでだろう~♪」

の人(が歌っている映像はわかる。)

 

 

 

 

 

「ここジャマイカ!!!」の人が地球儀を指さしているのは見える。

 

(本当に名前がわからず画像なしです、すいません)

 

「右から~右から~何かがきて~るー---」の人の歌っているところは見える。

(脳内で。)

 

 

(名前がわかりません、すみません)

 

でも!!

名前がわからない!!

 

しかし子どもが選んだときに「赤いりんごだね」と言い続けていると

これは赤なのか。

ってなります。

 

しかし、自閉症の場合「赤いりんご」という名前なのかな?ってなってしまいます。

 

 

えっと、説明がむずかしいのですが

= テツ and トモ
これ。

(👆視覚)    (👆音の呼び名。)

 

 

こんな感じです。

 

 

簡単にいうと、これ(視覚)とこれ(音の呼び名)をくっつける作業をするのです。

 

「赤い」という色の概念の存在と、「果物」という概念のダブルですので、わかりにくいです。

 

うちの息子もオレンジが覚えられなかったので、オレンジのモノを渡すときに「オレンジ色の〇〇だね」と必ず色とセットで言っていました。

 

このとき、余計な要素があると「何の要素がオレンジ?」なのかわからなくなるので注意します。

選べるようになってきたらちょっと形をぼやかして色だけにする

さて、親の指示で「赤いりんご」で「りんご」の絵カードを選べるようになってきたら、次にするのは

りんごの存在を消して「色」を残していくことです。

そのときに、親のほうも「りんご」の存在を消すために、「音」を消していきましょう。

 

 

お子さんが選んだときに、「あか・・・」とだけ言うようにします。

 

 

 

最終的にこのような色だけのカードにしてください。👆

お母さんが「あか・・」といったら子どもが「あか」のカードを選ぶことができるようになると思います。

 

【追記】写真は残して、周りから色を塗ったほうがいいかもしれません。

 

修正があったらあとで変えるかもしれません。

 

加工が面倒なのでよかったら、ダウンロードしてください。

→【DLできます】色の支援

👆パソコンでダウンロードしてください。(エクセルファイルです)

 

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熱い冷たいも同じやり方で教えられます

自閉症の子が熱が出たときに「熱があるんだよ」

上記の色を覚える方法は、「熱い・冷たい」を教えるときにも使えます。

 

やけどしない程度に熱いお茶の湯飲みに触らせて、「熱いね」と言うのです。

 

冷たいも同様に行ってください。

  • たくさん・少し
  • 大きい・少ない
  • 高い・低い
  • 重い・軽い(ちょっと難しい)
  • 熱い・冷たい(ちょっと難しい
 
 
 

上記も基本的には同じ方法で教えることができます。

 

しかし、見てわかるものではない「重さ」と「熱さ」はちょっと難しいです。

 

療育の先生も自閉症の子が熱があるときなどにこのように教えるといいと言っていました。

発達障害では暑い、寒いなどのセンサーが鈍かったりするときがあって、体調を把握するのが苦手なところがあります。

 

ですから、体温ならば体温計の数字で自分の体調を把握するのがいいのですが

 

概念としては

K先生
K先生

「これが熱があるってことなんだよ」

と教えるといいということでした。

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まとめ

物の属性はとても難しいので、ステップとしては「モノの名前」から覚えるといいと思います。

 

 

同時でもいいのですが、言葉での「概念」や「属性」という1つの要素だけで成り立っていない世界は、視覚処理が得意な自閉症のお子さんには難易度が高いです。

「熱い」という概念がわかっていないと「熱いからさわっちゃだめ」といってもわからないことがあります。

 

感覚過敏がある子どもの場合、私たちがぬるい感じるお風呂でも熱いと感じたり、スープなどでも「熱い」となって怒ることがあります。

 

息子も、スープが「自分にとって熱い」ことが伝えられず、(こっちはぬるいと思っているのでなんで泣いているのかわからない)困ったこともあります。

ですから、「熱い・冷たい」ははやめに言葉で理解できるよう教えておくといいと思います。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

 

この記事が皆さんのお役に立てたら嬉しいです。

 

 

 

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