こんにちは、高機能自閉症の息子を育てているぴょんです。
さて、私は、以前の記事に愛を止めないことが大切だと書いたことがあります。
たぶんですけど、難しい子育てをしている自閉症の親御さんの中には
「子ども」に愛情を持ちにくいってこともあると思うんですね。
愛って見えませんし感覚に近いので、愛情を感じたことのない方は、「社会や人」とつながることの愛や「個人的な愛」などに繋がる方法がわからないのではないかな?と思いました。
そこで、今回の記事は「愛を持ちずらい子どもにどうやって愛を持てばいいの?」という疑問にお答えしますね。
結論からいいますと「子どもに愛情を持とう」としなくていいのですね。
「他者を愛そう・愛そう」としている時点で、それは思考の働きを使っているのです。
ポイント
「感情」を思考で制御しようとしない
「どうしたら愛せますか?」や「どうしたら受け入れられますか?」という問いは思考には愚問です。
思考ができる範囲の仕事ではないからです。
これらは感覚・感情のことだからです。
ちなみに「(愛を)持とう」とするということは、脳にとってのメッセージは以下になります。
「私は愛を持っていませんよ~」
いいですかね?
これが脳への自分のメッセージとなります。
ですから、「愛そう」とすればするほど「受け容れよう」と頑張れば頑張るほど
「私は愛してはいませんよ~」「私は拒否しますよ~」というメッセージを自分で自己暗示していることになる。
ですから、「まずは認めること」です。
そのとき、思考をしません。
つまり「感じない」「感じる」だけをするということ。
次のフェーズをしないのです。
その「感じたことにジャッジメント」もしません。
「心に浮かび上がってくる」ようなイメージで考えていただいていいです。
感情・感覚を「そのまま見つめましょう」
それらをすることで、前述の「ないこと」(=私は愛してはいませんよ~」「私は拒否しますよ~)の「存在」を消せます。
「ない」が在る(=存在する)ことを、あなたは自分にプログラミングしているのです。
これをまずリセットですね。
実をいうと、愛というのは外世界にはありません。
面倒なので、素をだして書きますね。
愛って、外側の世界にはないのね。
本当はあるんですけどね。(笑)
どう説明したらいいのかしら。
愛に溢れているとあなたが思えば、外側の世界は「愛に溢れているよう見える」
ただそれだけのこと。
あなたの感じ方がすべてなので、「世の中はみんな冷たい」とあなたが思えば世の中は冷たくなるわ。
外側の世界にいる「自閉症の子ども」。
そこに愛を感じられないというのであれば、思考が邪魔をしているのです。
本来は「存在」を見るだけで。
いいですか?
本来、愛情というのは「存在」次元のできごとなのです。
相手の存在を感じるだけで「愛おしい」という愛に包まれてあなたは喜びを感じる。
そして、その喜びがエネルギーとなってあなたに愛しさを湧き上がせるのです。
大好きな人、誰でもいいでしょう。
好きなイケメン俳優や、アイドルを「見るだけ」(=存在だけ)でエネルギーが沸いてくるのです。
これが「愛」ですね。
だから、本来は「愛そう」としなくても、私たちは子供を目にするだけで「愛」というエネルギーをもらうはずなのですね。
これは相手からもらっているのではなくて、本来は「あなたの中から湧き上がる」のです。
愛情の公式
目にする(感じる・思い出す)=存在を知覚する=喜び=愛
この流れで、どこかの流れが「滞っている」(詰まっている)と愛を感じることができないのです。
そのエネルギーが貰えないのだとしたら、あなた自身に目を向ける必要があるのです。
外の世界で愛そうとするのではなくて、あなた自身の愛と繋がることが必要ですね。
あなた自身の愛です。
ここで、あなた自身の愛情の芽がしっかりと育っていない女性・男性は
「自己愛」の方が優先して、結びついてしまうことがあります。
自己愛というのは、低すぎても高すぎてもよろしくありません。
「子供に愛を発揮する」のも、社会や他者に愛を発揮するときにも、自己愛が不安定ですと、周りに与えることが困難になってしまうのです。
しかし、この記事のタイトルにもありますように「子どもを持つ」というのは
「自分を愛していく過程」と似ています。
介護をすることで、実は自分を好きになって愛をもらうことができるのですね。
それと似ています。
誰かの役にたつことや、相手に与えるという行動によって「あなたは自分を好きになっていく」のです。
こういう思わぬメリットがあるので、「あまりにも自分への愛が弱まっている人」も、ボランティアや福祉をしようとする人もいらっしゃるくらいです。
つまり福祉に従事している方の中にも2種類にわかっれるということ。
- 自分の存在価値を高める・自己重要感・必要とされたいので弱者に与える(自分のため)
- 相手が必要としているものを与える力を持っている・余裕があるので与える(相手のため)
育児も介護も福祉もボランティアも同じです。
前者パターンでは「弱っている人」「ダメな人」「問題抱えている人」をわざわ探したり、作るという人までいます。
育児をすることは、行動を伴いますので、本来はあなた自身の愛が大きく育っていくチャンスであるのです。
長くなるので、続きはまた書きますね。