自閉症の育児方法

感謝は「起きたこと」にするのではない。

2023年10月11日

このページはアフィリエイト広告を使用しています

こんにちは。

 

今回のテーマは「感謝は起きたことにするのではない」です。

 

感謝をすると、心身の健康にとてもいいばかりではなく、幸福度も上がることは、研究で明らかにされています。

 

ですから、不幸を感じる人は「感謝」の気持ちを増やすといいのですね。

というか、不幸な人は感謝が圧倒的に少ないという事実になります、

 

感謝の念と幸福度は比例の関係だからです。

 

 

 

つまり

 

感謝が足りてないとき=幸福度下がる=不幸感が増す

不幸だと実感しているとき=幸福でない=感謝できるところがない

 

このような式が成り立ちます。

 

つまり、今すぐに幸せになりたいのであれば

 

「感謝できるところを探す」という回答になります。

 

 

感謝ノートでも書いたのですが、感謝できない人というのは

 

感謝を「何かをしてもらった特別なできごとが起きたときにするもの」と思っています。

 

つまり感謝を「与えられたときにするもの」「受け身」のものと思っています。

 

それだと、日常で感謝できることがなくなってしまいます。

 

「彼氏にプレゼントもらった」

「じゃがいもを散らかしたときに拾ってもらった」

「サプライズパーティーをしてもらった」

 

 

このようなスペシャルなことが毎日、起きるはずがありません。

 

感謝できないというのは、「受け身でしてもったことに対して感謝する」という

あなたの「受動的」な姿勢をあらわしています。

 

 

感謝とはもっと能動的なものなのです。

 

自分で見出すのですね。

 

 

何かプラスのことが起きたとき(感謝)ではないのです。

 

これだと「できごと」の中から感謝を探そうとします。

よくポジティブ日記や感謝ノートを書きましょうといいます。

 

しかし、この思考が習慣になってしまっている人は「感謝するようなできごとはなかった」と思ってしまうのですね。

 

これは「自閉症の子のよい所を探しましょう」ととてもよく似ています。

「うちの子にはいいところなんてないんです!!」と言ってしまうのと同じです。

 

よいところ=できている(プラスのところ)が見られたとき(できたとき)

だと思ってしまっているのです。

 

 

いいところというのは、「プラスの部分が見えるとき」(何かができたとき)ではないのです。

感謝は「いいことが起きたとき」ではないのです。

 

これは受け身すぎます。

 

いいところは「見出す・見つける」ものです。

感謝は「見出す・見つける」ものなのです。

 

 

つまり、あなたが見つけようとしなければ、見つからないのです。

 

 

つまり「自閉症にいいところがない」のではなくて

 

「自閉症のいい部分を見つけようとしていないだけ」

「感謝を探そうとしていないだけ」です。

 

 

そして「できごと」が起きた中から見つけようとしていること。

 

間違った感謝のしかた

(例)自閉症の子が実際に何かできたときに「いいところがわかる」

(例)感謝できることが起きたとき「感謝する」

 

この青緑の部分が「できごと」です。

 

できごとありきで、感謝する。

 

これだと、「そりゃ、自閉症のいいところを見つけようっていったって、問題行動しかしないんですよ」ってなります。

これだと「そりゃ、わたしだって感謝したいけど、感謝するようなことをしてくれないんですもん」

 

ってなります。

 

これが感謝できない人の最大の課題です。

課題というか、共通する思考法です。

 

自閉症のいいぶぶんを見つけて、活用できるリソースを発見するのが「いいところ」です。

 

強みです。

色がわかれば、それも強みですよ。

 

もし、自閉症の子が、概念理解が弱くて「記号化」してしまうとしたら

それも強みです。

 

その子の中の「記号で区別」を、身の回りのものごとリンクさせて認識力の補助に使いましょう。

 

 

感謝できない人は「では具体的にどうしたらいいのか?」というと

 

  • すでに持っているものを数える
  • 持っているものが「無くなったら?」と想像する
  • 何も感謝できない状態でも、対象に「ありがとう」って言ってみる

 

 

感謝は当たり前だと思っていることにできないのと、持っていないものにできないのは周知です。

なので、これは今回は触れません。

 

今回は赤字の部分の「ありがとう」を先に言うということです。

 

別に本人に本当にいわなくてもいいのです。

 

人の脳は自分で「ありがとう」ということによって、相手に感謝できるところを自動的に見つけようとします。

 

 

「どこがありがとうなんだろう?」って探そうとしはじめます。

 

「これってひどくない?」って友達にLINEを見せられたら、どこがひどいんだろう?と脳は自動的に探し始めます

 

「間違いはどこでしょう?」と言われたら「どこが間違っているんだろう」と、脳は自動的に探し始めます。

 

 

つまり感謝できないまま「ありがとう」っていうだけで、勝手にありがとうの部分を探してくれるのです。

 

わからないままで、いいんですね。

でも、感謝できない人はそれをしていないのです。

 

「ありがとうの部分を探そう」としていないんだから、いつまでも見つからないんです。

 

幸せも目に見える類のものではないので、これと似ているエネルギーの性質を持ちますよ。

 

観測不可能になったら、観測不可能(それはない)なんですもん。

 

あっ、いいことを言った気がしますね!

「いいところが見えてない」と思っているのと「相手にいいところがない」と思ってるのは違います。

 

相手が持ってない(できない)のではなくて、わたしが「それを知らないだけ・見えてないだけ・気づていないだけ」というスタンスですね。

 

話を戻します。

 

 

つまり「(自閉症の子に)いいところがあったら、わたしもいいって思えるよ」「感謝できることが起きたら、わたしも感謝するよ」

というのは、人生において「私って相手次第ですよ~」っていっているのです。

 

 

私の感情や不幸や幸福は

 

「周りの人や起きたできごと」で決まります~

 

っていっているのね。

 

つまり「究極の受け身他人軸」ってこと(笑)

 

でも、それでいいの。

 

今から気づけばいいだけのこと。

私だって、そうだったんだから。

 

それに今だっていつそうなるか?私だってわからないのだから。

 

 

まとめます。

 

感謝の性質

  • 感謝は「できごと」にするものではない
  • 感謝は「プラスのこと」にするものではない
  • 感謝は「見えないもの」にする
  • 感謝は「当たり前と思ってる」ことにはできない
  • 感謝は「持ってないもの」にはできない
  • 感謝は「能動的」なことである

 

以上です。

 

 

ランキング参加していますヽ(^。^)ノ

  • この記事を書いた人

ぴょん

はじめまして。ぴょんです。 中2自閉症男の子の母親。 支援や療育の記事だけを別のブログに引っ越しました。 サイトはこちら 発達障害の療育の勉強をしながら、自閉症の親として成長していく体験レビュー型ブログを目指しています。 そのほか、自閉症やADHDの子育てで気づいたことの情報発信もしています。 よろしくお願いします。

-自閉症の育児方法

error: Content is protected !!