こんにちは。
自閉症の育児で必要なスキルに、「忍耐を持つ」があるようです。
勉強会で聞いたのです。
そこで、今回は「自閉症の育児で大事な忍耐とは?」について考えてみようと思います。
私は「単語の微妙な違い」や意味などを勝手に分析するのも、好きなんですね。
- 我慢(見通しや戦略を持たない。短期的で場当たり的なもの)
- 忍耐(見通しがあって戦略性がある。長期的思考の通過点となるもの)
こんな感じになりました。
私は、昔、療育のK先生にアドバイスされていることを実行中に、
「もう少しの辛抱です」とLINEで励ましていただいたことがあります。
私はこのとき「なぜもう少しの我慢です、ではないのだろうか?」と思ったのを覚えています。
自閉症の育児で、うまくいかないときとうまくいっているときの違いは何だろうか?と考えると
うまくいかないとき、私は「我慢している」と思っていたことがあります。
でも、これは「我慢するしかない」と思っているからです。
しかし、これが長距離マラソンで、ゴールにむかって進んでいる途中のできごとだったら?
辛いのも、その先のゴールがあることで、なんといいますか希望みたいなものがあって、今頑張れると思うのですね。
つまるところ
自閉症の育児って「我慢することばかりで辛い」というのはどういうことか?といいますと
「あなたは、育児に1つ1つゴールを区切っていますか?長期的な目的を決めていないのではありませんか?ゴールを持って育児していますか?」
持ててない。
・・・だから我慢という単語しか出てこないのではありませんか?」
っていうメッセージなのですね。
ですから「我慢することばっかり!!辛い」っていう言葉をよく使っている人は、「長期の目標を持って育児をしてるのか?」を決めてみるといいと思います。
「そんな七面倒なことしてられない」と思いますか?
でもそれ自体が「短期思考」ということなのです。
短期思考だと、反対に自閉症の育児は、辛くなってしまうのです。
だって、想像してみてくださいませんか?
ゴールが決められていないマラソンをずっと走っているのって辛くないですか?
これは見通しがないということ、ずっと永遠に辛いことが続くように思えてしまうということです。
ですから、自閉症の我が子の育児をするときに、ある程度のゴール(目的)を決めておくことは、面倒ということではなくて
反対にあなたもお子さんも楽に走れるようになるってことなのですよ。
いまの辛さは未来を創っていく痛みって思えるようになるからです。
筋トレと同じね。(笑)