こんにちは、ぴょんです。
我慢しないでください。
怒りは我慢するものではなくて「あなたは認めて許す」ことが必要です。
怒りは主に2種類の原因があります。
(本当はもっとありますが、自閉症の育児で起きやすい原因2つをピックアップしました)
- 悲しみの副産物
- 我慢しているサイン
今回は2番目の「我慢していること」について解説しますね。
他人に怒りやすい人というのは、実は「その人が我慢していることがたくさんある」ってことなんです。
ここではふわっとしたストレスのことではありません。(それもありますけど)
私は自分が体験して理解したことだけを皆さんにお話しているのですが
例えば・・・そうですね。
今回は傷ついた悲しみの怒りではなくて、「許せない!!」という受け入れられない怒りのほうです。
これはですね。
- 自閉症の子がスーパーで走るのが許せない
- 自閉症の子が挨拶できなくて許せない
- 自閉症の子がだらしなくて嘘つきで許せない
- 自閉症の子の成績が悪くて許せない
こんな類の怒りですね。
これをあなたの世界から消える魔法を教えます。
魔法じゃないんですけどね。
それは「あなた自身もそれをする」っていうことです。
正確にいうと
あなたが怒りを感じることは「あなた自身が自分の中で許可を出せてないこと」かもしれないのですね。
例えば休みの日にお父さんがダラダラゴロゴロしている。
それを見てあなたは、ため息と怒りを覚えます。
なぜなら「それ(ゴロゴロダラダラ)を自分はできていない(我慢して)家事をしているのに!!」っていう怒りですよね?
つまり「私はやってるんだからお前(旦那)もやれよ」ということ。
自分も「ダラダラしちゃおう~っと♪」という発想にはならない。
何度もいいますが、「あなたはそれを自分の中で自分に許してはいない」んです。
だから簡単に破っている他人を見て腹が立つのです。
私は自分の怒りの種類を自分の中で明確に「種類をわけること」ができます。
(飲まれているときは無理)
だって感情は色ですからね。
色の性質の分析をして、照合(マッチングして)どの色とどの色があわさって「この感情ってできるのかな?」って
あとから、感覚で分析すればすぐにわかりますからね。
さて。
他人に「怒り」を感じる行動は「あなたが我慢している(まだ自分に許可できてないことだよ)」って教えてくれているんですね。
でも、それって貴方の世界の許可してないことです。
旦那さんは日曜日にきっとあなたがダラダラしても怒らないですよ?
だって旦那さん自身はやっているのがその証拠です。
人間は、「自分が許可していないこと(自分には許されないこと)を
他人が軽々とやってのけると
ムカつきます。
その解決方法は、一緒にダラダラすればいいのです。
自分も家事なんて、サボってゆっくりダラダラすればいいのです。
その方が平和でしょう?
そのとき、あなたは「そんなこといったって!!そんなの解決にならない!!」って思うかもしれません。
しかし、あなたは無意識に「日曜日にゴロゴロダラダラする自分を許してあげていない」のです。
「自分に許可を与えていない」これが問題なのですよ。
これは、誰でも持っている心理です。(たぶんね。私が人間だったらそうなりますね。)
私ももちろんありました。
コロナのときに、休校が4か月半あったんですね。
私は一人ひとりが自粛しなければ拡散は防げないと考えていました。
まだまだみんながコロナの緊急事態宣言を守っていたころです。
「専業主婦の人は子どもを自宅で見るように」と言われていたころです。
私はもちろん公園で遊ばせるも我慢して、家で自閉症の子供と4か月半一歩も外に出ないで缶詰でした。
でも、ここで私が我慢しているのにも関わらず。
専業主婦なのに放課後デイに預けている親がたくさんいると、放デイの人に聞きました。
私はゆるせなかったのです。
こっちだって少しは預けたい。
でもそれは自己中だから、病みながら我慢してる。
でもこういう「自分が楽したい親は家で耐えないで」のうのうと預けてる。
しかも、そういう奴らのせいで「自粛を頑張って我慢している人の努力がムダになって、拡散させていくんだ」
1人1人が自粛して自宅にいなきゃいけないのに。
自分は我慢しているのに、それを破る人のせいで目的が他達成されない。(頑張っているのがムダになる)
・・・と考えました。
本当に許せませんでしたね。(笑)
マスク警察とかも同じ心理だと思います。
そのころは命に関わる未知のウイルスという社会の認識でした。
わがままな親のせいで、私が我慢して自粛しても拡散するんだ。
(こっちは我慢しているのにずるい!!しかも命に関わる!!)
私は、自分が我慢しているのにそれを破っている親が許せず。
放課後デイに電話をかけました。
そして「なぜ放課後デイを禁止にしないのか?」とずっとずっとずっと責めました。
私が自粛しても、そうやって「自分は我慢したくない親」がいると日本の終息は意味ないこと。
法律のガイドラインまで持ち出して理屈を展開しました。
でも、これは「政府のいうことを守って私は専業主婦だから預けてはいけない」と我慢してるからなんですね。
同じ親でも預けている親だったら、このエピソートを聞いてもなんとも思わないでしょう?
それは「預けてもいいや~」って許可が自分に出ているからです(笑)
この「怒り」は母子関係でも置きます。
(たぶんあまりないですけど)
自分の娘・息子を見て「私は小さいときはこんなこと親に許してもらえなかったのに!!」という無意識の怒りで、子供の行動を許せないパターンです。
この場合、子どもが許せないのではないのです。
「自分は許されなかったのに・・・・!!」「私は〇〇しないと××してもらえなかったのに!!」という許してもらえなかった自分の悲しみが癒えていないのです。
(この場合、ちょっと複雑になってしまうのでまたちょっと厳密には違うのですが)
つまり、自閉症の子供を見て「許せない系の怒り」を感じた場合。
これはあなたの中で「これをあなた自身が許可してもいいんですよ~」っていうチャンスになるんですね。
つまり「イライラすることを自分の中で手放せる」ってことですよ♡
私もだいぶ息子によって、自分の中の「こうじゃなきゃいけない・これをしてはいけない」を手放してきました。
許せないという子どもを写し鏡にして、自分の中の感情とむきあうチャンスが訪れます。
「なぜ私はこの行動に怒りを感じるのかな?」とおもうのがいいですよ。
例えば私は放課後デイで「息子のいいところを言うのを我慢していた」時がありました。
親御さんの中には、「〇〇ができました~♪」と先生に報告すると勝手に傷つく親もいるからです。
だから、我慢していたのですが
他の親が「先生、うちの息子できたんですよ~」って報告するのを聞くとその親が許せませんでした。
私だって自分の息子のできたことを話したいからです。
でも、他の子供ができているのを聞くと嫌な気分になってしまう親御さんもいるのを知っているので、できませんでした。
こうやって我慢していると、「息子のいいことを言っている親」っていう悪いことをしていない親に
「なんて自己中なんだろう。他の(できない親)の気持ち考えたことあるの?」とすら思ってしまうのですね。
まるで「失恋している人」の前で「結婚報告」をするような無神経な親のように思えてしまって。
みなさんもありませんか?
でもそれ。
間違っていますよ~。(笑)
「いいことは一緒に喜んであげる」のがシンプルで健全な人間関係でしょう?
ある一方に「共感しているつもり」でも「ある一方に非共感」ということが人間社会で起きます。
同じできごとでも「とらえ方によって悲しい人と嬉しい人」が混在している場合、どっちに共感したらいいのでしょうか?
感情的共感はしすぎると「戦争や対立」を生みます。
でも、共感とは本来は「私とあなた」をつなげる役目をするとても素晴らしい概念ですよね。
だから「他者に怒りを感じたときは、それを私は我慢しているのでは?」「本当に我慢しなきゃいけないことなの?」って問うてください。
これをやっていくとですね。
人生の中で「なんでも許せちゃう自分に優しい~軽~い」あなたになることができます。
軽いとは、エネルギーが軽やかということです♪
自閉症の育児は「いい子ちゃんの親ほど辛い」のは、我慢やルールを自分は守ってきたからなんです。
でも、1つ1つ許可を与えていけば自分も解放されて、楽になれますよ。