自閉症の情報発信ではなく日記風が続いてすみません。
もう少ししたらガンガン自閉症の知識をインプットしますので。
(要するにネタ切れということ。)
今回は「自閉症の子どもに怒ってしまうとき」の対策として、私自身がやって効果的だったことをお伝えします。
結論からいいますと「自分が怒ったときどうして欲しいか?」考えるです。
特に「自分がしてほしくないこと」を書き出すとグッドです。
私の場合はこんな感じです。
私の場合は、放っておいて欲しいですね。
怒っているのに、それを怒られたらめちゃくちゃ辛いです。
って、自分では思う癖に子供にイライラしちゃんですよね。
だからこそ、「自分が怒っているときにさらに自分が怒られるシーン」を想像することで、
自分だったらされたら怒ること(嫌なこと)を子どもにしてるなあ・・・
(;´・ω・)
って思うことができます。
(*忘れるので絵は携帯してちょこちょこみましょう。)
周りから見たら、「パニックや癇癪」に怒っている人に怒っている図というのはすぐにわかるのです。
「怒ってる相手に怒っていることを怒っている自分。」という何とも言えない図ができあがりますよね。
「タバコを吸うな!!って言いながらタバコ吸っている先生・・・って感じでしょうか。
よく「うるさいんだよー-!!」と怒る人への正しいツッコミとして「お前の声がうるさいよ」というのがあります。
それを言われると何も言えないですよね?(笑)
このようなことは誰でも起きますが、本人は感情的になっています。
ですから、そのとき私自身が気づくにはムリがあるんですね。
これをメタ認知というらしいのですが「怒っている子供」
・・・に「怒った時点で自分の負け。」と思うとわりといけます。
ポイント
この隙間を作れるか?というのがとー--っても大事です。
この隙間・・なんだからわからないので「隙間」と呼びます。
怒った時点で、子どもに負けるんですね。
だから一回、子どもに負けましょ?
怒ったら負けなのですが、心の中ではもう自分の負けを認めるのです。
「えっ?怒ったら負けだから負けて怒ってしまえ」ということ?
そうすれば、「外の世界」で勝ち負けの勝負をつけなくていいのです。
降参です、子供の勝ちです、子どもに勝たせてください。
わかる。わかりすぎる。
私の言葉だからです、もう理不尽に子供から叩かれることが許せなくてしょうがない。
理屈でどうにか「勝ち負け」をつけようとしてしまっていました。
なぜか自閉症の子どもに逆ギレされたりしたら、それっておかしくない?って思ってしまう。
それを一生懸命、説明してしまう。
相手に気づかせようとしていました。
負けて勝つ。
という言葉があります。
それと同じです。
相手から理不尽に攻撃されていることを怒らないのは
「やられっぱなし」に見えます。
でも負けているようで、実は裏では勝っています。
どうなったら負け・勝ちというのを区別しやすくなるので
「これをした時点で私は負ける・・・!!」とカードゲームの一手だと思って耐えてください。
子供の育児に勝ち負けを持ち込むのはおかしいと思うかもしれません。
これは、マインドの問題ですから「心の中でこっそり」やるんですね。
だから、実際に負けも勝ちもへったくれもございませんし、なんの問題もないんですね。
一応、使ってみたい人の方むけにダウンロードできます。
ぴょんさんによる怒っているときにこんなことされたら嫌ランキング
子供にイライラしたら
メタ認知を発動させるのがいちばんいいのですが、私は感情にのまれているときだと内向になりやすいので無理です。
内向になってしまうと、私は思考の旅に出かけてしまいます。
思考の旅に出てしまった場合は、内向×思考の手立てが効果的で、視覚からの手立てが効きにくいです。
注意ポイント
ここは人によって変わります。
私は言語だけだといつも厳しいので絵から思考を変えています。
インプットは絵はあまり得意でなくて、聴覚・言語から映像変換(アウトプット)です。
ですから、飲まれる前に手だてをするしかありません。
感情的になっているときに、自分をコントロールするのは難しいのは誰でも同じです。
ですから、息子にイライラした時点で「その嫌なことランキング」を見て「私も怒っているときにそれを怒られたらいやだ」と思い出す。
(これは自分の立場からの客観視です)
あるいは、K先生に教えてもらった言葉を応用して映像変換したものをやはり見ます。
自閉症の子どもがパニックや癇癪を起こす原因はさまざまです。
要求の手段として間違って学習してしまっている場合もあります。
これを踏まえてK先生は
といっていました。
手段として「パニックや癇癪」は正しい方法を教える必要があります。
しかし本人自体のうまくいかない「癇癪やパニック」は発散の場合もあるようです。
これだけで
・・・と理解して子供を怒らなくなりました♪とはならなかったのです。
言語で考えたら、「えっ?発散?不満を私にぶつけってるってこと?理不尽に八つ当たりされるこっちの身にもなってよ~(泣)」となりました。
発散がピンとこなかった私は絵に置き換えることにしました。
別に自分でわかればいいので、皆さんにお見せする用ではないので下手ですみません。
結論、自閉症のかんしゃくやパニック・暴言は花粉症です。
発散を分解しよう!!
★「不満がたまっている」
★「不満がたまっているところに新しい刺激が入る」
★「不満(フラストレーションが爆発!!)=パニック・かんしゃく
このようにまずわけました。(脳内で)
そして絵に置き換えます。
私の場合は「ジャイアンがお母さんに怒られてスネ夫を通りがかりに殴る」という絵が浮かびました。
たぶん、これは発散なのですね。
そして、これだと「スネ夫=母親」の構図になっていますので採用しません。
これは視点を間違えたのですが
もっと主観にします。
すると「花粉症でくしゃみをしてしまう」という絵が浮かんだのですね。
花粉症を分解しよう!!
★「花粉が感作状態になっている(=ストレスが限界までたまっている)
★「感作状態のところに新しい花粉が入る」
★「くしゃみが出てしまう」
ちょっとの不快な刺激で、勝手にもうくしゃみが出てしまうんです。
そして人によって「花粉を貯められるコップ」は違います。
これを、自閉症のパニックに置き換えると「感情を貯められるコップが小さい」んだ。となります。
本人もどうしていいのかわからないけど
花粉によって本来別に大した刺激でもないのに「ぶわっくしょー-んぶへいえー--い(怒)(泣)」とかやってます。
これを置き換えると、ちょっとの刺激でパニックになってしまうことと同じです。
(★厳密には同じではないですが、子どもの怒りに巻き込まれなければいいわけです。つまり、自分はそれで納得できればなんでもいいんです。)
つまり、自閉症の息子が癇癪を起こしたら「ああ、花粉症なんだな。かわいそうに。」と。
なります。
(私の場合はです)
これは「どう考えての理論的には子どもに非がある」という自閉症の行動を納得させられるのは、言語じゃなかったというだけのはなしです。
わりと言語の意味づけというのは、「常識的」なところがあります。
ウェルニッケ野は左脳にしかないからしょうがないんです。
でも、絵はどんな風に描いても(認知しても)自由でしょ?(笑)
これは、私の認知の方法にあっているから成功しているようなもの。
注意点ですが理解しやすいからといって100%怒らないようになるということではありません。
言語理解では「発散」は「不満をぶつけている」という解釈でしたので。
でも、K先生が「発散は本人にとって必ずしも悪いことではない」と教えてくださっていたので・・・。
その単語から、連想できたのが「花粉症」でした。
ポイント
★「怒られたら嫌なことランキング」(自分側の認知=客観視)
★「息子は花粉症なんだ、大変だな。」(相手側の理解アップ(客観)=自分が思う認知)
これでパーペキです。
相手側への理解も「花粉症みたいなんだ」と気持ちでわかるし、自分へのイライラは「怒られてるときに怒られたらそりゃいやだよね」と気持ちでわかります。
結局、気持ちでわかる(腹落ち)がいいのです。
この腹落ちの方法が人によって違うのですね。