発達障害のコミュニケーションは実況中継やセリフ?!【改善方法も解説】

スポンサーリンク
コミュニケーション
スポンサーリンク
Pocket

こんにちは、ぴょん太郎です。

自閉症の母親をしながら勉強をして人生を楽しく生きています。

趣味でブログを書いています。

人生は改善するのが楽しいと思っています。

ブログもオワコン、無理ゲーと思った人から脱落していきます。

自閉症の育児もそういうところがあると思います。

小さな改善の積み重ねが必須。

そして「自閉症の育児とか終わってる、無理ゲー」と思った人から育児も脱落していく感じです。

自閉症の育児も基本、改善、フィードバックの繰り返しです。

自閉症ではできないところ=改善できるポイントが山ほどある
 
ゲームでいうと、育てがいがあるわけです。
 
 
そんなイメージで育児をしていると、けっこう楽しいです。
 
 
今回の記事を読むとわかることは2点です。
・コミュニケーションの質的障害(発信)(伝える)についてわかるようになる
・その支援方法(育児の方法)についてわかる
 
スポンサーリンク

【発達障害の育児】表出コミュニケーションと育児の方法

独り言

通常、子供は「パパ・ママ」「ねんね」などの日常生活で必須のことから覚え始めます。

そして、人にすぐに使ってみます。

言葉は人に使うために獲得されるからです。

ですが、発達障害の子供では日常生活に必要な言葉はなかなか出ないことも多いです。

その代わり、興味のある言葉は変わった形で表出されることがあります。

・コマーシャルや覚えたセリフの独り言
・実況中継のような独り言
・一人芝居のようなセリフのような独り言
 
このような感じが見られます。
 
これは、自閉症っぽい特徴の一つですね。
 
筆者もこれをきくと「ああ、自閉症っぽいなあ」と感覚的に感じます。
 
ですから「なんだかいかにも自閉症っぽくて恥ずかしい」というお母さんもいらっしゃるかもしれません。
 
ですが、子供の中では「切り替えや不安を落ち着かせるため」に一役買っていることもあるのです。
どんな時に「独り言が増えるのか」を観察する
 

エコラリア(オウム返し)

子供は誰でも言葉を覚える過程でオウム返しが出ます。

ですが、自然に消えていきます。

エコラリアには2種類あります。

・即時のエコラリア (わからないという意味を持つことが多い)
・遅延の(遅れて発する)エコラリア (様々な意味をもつ)

どちらのエコラリアも機会的な反復言語であって意味をもたないことが多いです。

ジャーゴン

日本語にはないどこの言葉にもない音のつらなりをジャーゴンといいます。

発達障害ではジャーゴンを話す子もいるようです。

パターン的な言い回し

誰かの言い回しをパターン的にまねたりします。

言い回しだけではなく、声色まで真似ることもあります。

・話すときは、クレヨンしんちゃんの「〇〇だぞ」という言い回しを使う
・ファイナル・アンサー?とテレビで覚えた言い回しを使う
・答えを知っているのに質問を繰り返す
 
このような感じです。
言葉の使い方に偏りがあったり、パターン的なものがみれます。
 

ペダントリー

これは、主にアスペルガー症候群で見られます。

・言葉使いが妙に大人びていたりする
・格式ばった言い回しや堅苦しい言い回し

伝えたいことをうまく伝えられない

ドラえもんの映画を見に行きたいのに「行きたい」とうまく伝えることができなかったりします。

「ドラえもんの映画は〇月×日からです。」(見に行きたい)
と伝えたりします。
 
そのほかの例としては、掃除機の音が嫌なときに耳をふさぎながら、「掃除機、かけてないね~」と言います。
 
これは「掃除機の音がいやだ→掃除機をかけてない状態だったらいいな→掃除機かけないの!→掃除機、かけてないね~」という主観的な要求や願望を、客観的に言葉にしていることに近いと思います。
 
ちょっとわかりにくいですよね。
意味不明ですみません。

一方的に話す(相互性の乏しさ)

独り言の多さの次に多いのが、一方的なコミュニケーションのとりかたです。

・相手の話にあわせられない
・自分の話したい話題だけを一方的に話す
・相手の答え方を指定してくる
(思い通りの答えを強要してくる)
スポンサーリンク

【支援】コミュニケーションどうやって伸ばす?【育児方法】

集団に放り込んでもコミュニケーションや相互性は身につきません

コミュニケーションは人と話せば話すほどうまくなるというものではありません。

話がうまいというのは、「しゃべることがうまい」ということではないのです。

相互的に相手の反応をみて会話ができることがコミュニケーションです。

「うちの子は会話は得意なのよ。だから自閉症じゃないわ」と思うかもしれません。

話好きの自閉症の子は、確かに会話も流暢なのですが、そのように見えないこともあります。

しかし、よく観察してみると自閉症では、相手の会話は自分が話す言葉の小道具としての認識くらいで手の込んだ独り言になりがちです。

コミュニケーションを「勝手に友達とたくさん話す機会があれば伸びるから」と思うのは危険です。

一つ一つ教えていくのが大事です。

視覚化する(コミック会話)

専門家が全力でオススメしているのがこの方法です。

「しゃべれるし聞こえているのに書くなんて、わざわざ手間のかかることをしなくてもいいのでは」などという先入観は捨てる必要があります。

(高機能自閉症入門、p117、内山登紀夫)

口で何度言っても通じないときに紙に書いて説明したり、質問したら、絵で気持ちや状況書いてくれることもあるそうです。

(高機能自閉症アスペルガー症候群入門、内山登紀夫、水野薫、吉田友子編、P119より引用、中央法規)

私は、おめめどうさんの吹き出しのメモを使っています。

いつも使っているのではなく、理解が難しいときなどに使います。

今は紙にぺたっと張る吹き出しメモが売っていますのでそちらでもOKです。

    

習慣化すると日常生活はとてもスムーズに進むようになりますので、毎回コミュニケーションは手書きをしないといけないというわけでは決してありません。

パターン的(マニュアル的)に教える

コミュニケーションの基本はあいさつから始まります。

そして、あいさつは決まったパターンの代表例です。

・状況別に便利な言い回しを決めておく
とっさに言葉がでない子どもには
言葉代わりのカードを作成しておいて持ち歩くと便利です
 
「ありがとう」と「わかりません」「どうしたらいいですか」「手伝ってください」は作っておくといいと思います。
 
 
家などで時間があるときに「コミュニケーションのパターンをいくつか作って答えを用意しておいて練習する」という方法もあります。
 
しかし、筆者の子どもはカードを作っても子供が活用してくれなかったということがあります。
 
カードを実際にどうやって使うのか調べたのですが、本に載っていませんでした。
そこで、療育の先生にメールで質問したところ、忙しい中だとは思いますが突然の質問にもかかわらず快く応じていただけました。
 
 
 
自閉症の専門家であるK先生によると
 
 
自発を促すために最初は、環境を準備して自発が出るようにします。例えば「手伝って下さい」を使う場面を増やすには困った場面をわざと作り、ヘルプカードを出せるようにします。そして次に使えるようにします。
 
 
とのことでした。
 
なるほど、場面を設定するということなのですね。
 
自分からカードを使えるようになるためには、そのカードが使える状況であることがいいのだと思います。
 
・お菓子を届かないところに置く、しまう
・電池が切れていておもちゃが動かない
・タブレット隠しておく
・子どもの目の前で子供の興味のあることをする、好きなものを食べる
 
場面設定とは、このような感じなのでしょうか。
 
筆者の息子は「お菓子をください」と言いますし、タブレットや鉛筆を家の中でよく失くしますが「一緒に探してください」と言えています。
 
(欲しいものが見つからない時、はじめはかんしゃくを起こしていたのですが「そういうときは一緒に探してください」と言うんだよと教えました。)
 
共通しているのは、子供が何かを欲しがっている・手に入れたいという状況があるということでしょうか。
 
この記事をいま書いていて、K先生が子供の目の前でひたすら興味のあるゲームをしていたのを思い出しました。
 
でも、子供が近寄ってくるのを待つだけです。
決して自分から「これ見てごらん。すごいよ。」と自分が近寄って見せにはいかないんですね。
 
これも自発のための技術なのかもしれません。
 
①コミュニケーションツールを作る
②家で場面を設定する
③子どもが要求できるような状況でカードを使ってもらう(家などで練習)
④実際の場面で使えるようになる
⑤そのうち言葉で言えるようになる
 
今回、回答いただいてこんな順番なのかなと思いました。
 
言葉でコミュニケーションがとれない子供に、いきなり言葉でいいなさい、泣いてちゃわからないよというのはとてもハードルが高いのかなと思います。
 
 
ちなみに、息子が通っていた療育では、人に話しかけるとき「ちょっといいですか」と子供たちに教えていたようでした。
 
これも便利な言い回しだなあと思います。
 
たぶん、ビジネス定例句でいうところの「いまお時間よろしいでしょうか」という意味でしょう。
 
・言葉がとっさに出ない場合はカードも便利
・使う前には、カードが効果を発揮する状況をわざと作って試す
・子供の自発を促すには、待つことも重要
 
こんな感じです。

親が見本を見せて真似してもらう

そのほか、やることとして日頃から親が子供の前で「お手本」をみせておくという方法もあります。

真似できるようであれば、子どもに真似してもらいます。

使っていい言葉と使ってはいけない言葉・場所・人などのルールを決める

どんな時にどんな言葉を使っていいのか・いけないのか?の状況や人の立場による判断をすることは自閉症にとっては難しいことです。

ですから、先に一覧表などでわかるようにしておくといいと思います。

例えば、家ではいいけれど外ではしてはいけない言葉を決めておくなどです。

・通りすがりの人に質問する
・知らない人に話しかける
・友達を注意しない
・目上の人には敬語を使う
こういったルールを決めておいて視覚化します。
 
そして、具体的にどういうことか?の説明もしましょう。
 
スポンサーリンク

コミュニケーションの手段を誤学習しているとき

パニックやかんしゃくで相手に伝えようとするとき

自閉症では、「表出コミュニケーション(伝える)」の方法がパニックやかんしゃくになってしまうことがあります。

これは、子供が生きている中でどこかで「パニックやかんしゃく」というコミュニケーションの方法が、子供にとって有効だと学習した結果、起きます。

具体的には

・パニックを起こしたら「嫌なことをしなくて済んだ」
・かんしゃくを起こしたら「お菓子を買ってもらえた」

このようにかんしゃくやパニックを起こした結果、「子供にとっていいことが起きる」とその方法(パニックやかんしゃく)は使える方法だと脳が学習してしまうのです。

これらを誤学習とよびます。

他には

・わからないときに机につっぷす
なども伝える手段を誤学習した結果です。
 
その場合は「適切な代わりのコミュニケーション方法を教える」ことが必要です。
 
パニックやかんしゃくをコミュニケーションの手段(主に要求や回避)をして覚えてしまった場合、親はけっこう大変です。
 
要求(それをしたいからかんしゃく・パニックを起こす場合)も、回避(それをしたくないからパニックを起こす場合)も、基本的にはパニックには屈せずに反応しないようにしないということを親が見せて経験させる必要があるからです。
 
この方法は、ABA(応用行動分析学)という手法を使って行動を修正していきます。
 
 
行動の変容には2~3か月かかる場合もありますので、親の忍耐力も必要ですし、セラピストや専門家の助言なしで一人でやるのはかなり大変ですので、プロにアドバイスをもらいながら進めるのをおすすめします。
スポンサーリンク

まとめ

今回は表出コミュニケーションとその改善方法をまとめました。

言語は見えないので、自閉症の子は苦手なようです。

親はちょっと手間ですが、紙とペンさえあれば子供が何を考えているのか?のヒントがわかるのです。

参考になったら嬉しいです。





Pocket

コメント

トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました