こんにちは、ぴょんたろうです。
他の子どもと違って教室で立ち歩いたり、落ち着きがなかったりモノを忘れたり失くしたり・・・
近年、そのような子供が授業で問題になるなど社会にも認知されてきたのがADHD(注意欠陥多動性障害)です。
ADHDの子どもってどんな風なのか簡単にチェックできないかな?
病院にいったほうがいいのかどうかの目安にしたい・・
今回は、注意欠陥多動性障害の子どもについてどのような特徴があるのか、説明していきます。
筆者の子供もそのような「衝動性が高い」という診断を受けています。
この記事ではわかることは以下です。👇
✅AD/HDのチェックリストで病院に行くべきか?の方向性を決められる
✅AD/HDと自閉症の多動ってどう違うのか目安がわかる
参考記事はこちらからどうぞ
→https://pyon-tarou.com/2019/10/23/【発達障害】自閉症の診断基準にない特徴②不器/
https://pyon-tarou.com/2020/01/09/adhd%e3%81%ae%e9%95%b7%e6%89%80%e3%81%af%e3%81%9f%e3%81%8f%e3%81%95%e3%82%93%e3%81%82%e3%82%8a%e3%81%be%e3%81%99%e3%80%90%e8%87%aa%e5%88%86%e3%82%92%e7%9f%a5%e3%82%8b%e3%80%91/
https://pyon-tarou.com/2020/01/08/adhd%e3%81%ae%e4%b8%8d%e5%99%a8%e7%94%a8%e3%81%95%e3%81%ae%e6%94%b9%e5%96%84%e6%96%b9%e6%b3%95/
うちの子どもってADHDなのか相談したいとき
ADHDの学校教育での定義とは?
文部科学省では次のように定義されています。👇
ADHDとは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/または衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業に支障をきたすものをいう。
また、症状は7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系になんらかの要因となる機能不全があると推定される。
以下にあるADHDの簡易チェックシートに現れるような「不注意・多動性・衝動性」が本人の年齢からみたときの発達段階にみあわないときに診断されるのです。
年齢による発達を考慮して診断されるということだね。
ADHDの子どもに見られるチェックリスト
不注意
✅学校での勉強で細かいところまで注意を払わなかったり、不注意な間違いを
したりする
✅課題や遊びの活動で注意を集中し続けることが難しい
✅面とむかって話しかけられているのに、聞いていないように見える。
✅指示に従えず、また、仕事を最後までやり遂げることができない
✅学習などの課題や活動を順序だてておこなうことがむずかしい。
✅気持ちを落ち着けて努力し続けなければならない課題を避ける。
✅学習などの課題や活動に必要なものを失くしてしまう。
✅気が散りやすい
✅日々の活動で忘れっぽい
多動性
✅手足をそわそわ動かしたり、着席していてもじもじしたりする。
✅授業中や座っているときに、席を離れてしまう。
✅きちんとしていなければならないときに、過度に走り回ったりよじ登ったり
する
✅遊びや余暇活動に大人しく参加することがむずかしい。
✅じっとしていない。または何かに駆り立てられてるように活動する。
✅過度にしゃべる。
衝動性
✅質問が終わらないうちに出し抜けに答えてしまう。
✅順番を待つのがむずかしい。
✅他の人がしていることをさえぎったり、じゃましたりする
子どものADHDはどのように診断されるのか?
ADHDは今ある症状の組み合わせで診断されます。
(最新子どもの発達障害辞典 原仁、同道出版、P40より引用)
あくまでも「病院でみてもらうために自分はそうなのかもしれない」というような形で
「診察してもらうかどうかを決めるための参考」として使うといいと思います。
学校の先生に子供がADHDではないか?と言われたらどこに相談したらいい?
チェックリストなどに当てはまるかどうか参考にして、お子さんの普段の様子をメモしてADHDの診察ができる医療機関で相談しましょう。
・難聴
・甲状腺機能亢進症
・児童虐待
・小児期そう状態
ADHDの子どもの有病率は?
米国での有病率は3~7%、日本は5%程度と推定されています。
小児期の障害ではもっとも頻度の高い状態です。(最新子どもの発達障害辞典、原仁責任編集、合同出版、P42より引用)
文部科学省が2002年に全国調査した結果、通常学級の先生がチェックリストを用いて判断した小中学生はADHDの疑いがある生徒は2.5%と算出されています。
さらに2012年の調査では3.1%になっています。
ADHDの多動は大人になるにつれて改善されていくのが9割です
年齢相応がとっても診断では大事なんだね。
自閉症とADHDの多動の違いとは?
乳児期に多動である場合はADHDではなく自閉症を疑いましょう
通常の発達では小さい子供は多動であるのが普通です。
そのため、以下のようになります。
・2~3歳 ⇒ 多動があっても
発達段階的に普通であると
みなされることが多いから
つまりどういうことが大事なの?
✅乳幼児期に親を困らせる多動 ⇒自閉症
乳児期の多動はADHDよりも自閉症を疑って、2~3歳での多動は発達段階的にわからないので、それを過ぎてようやく診断されるころが4歳から5歳くらいなんだね。
(参考書籍:最新子どもの発達障害辞典)
うちの子どもってADHD?【チェックリストつき】まとめ
・年齢相応のという前提のもと診断が行われる
・大人になっても多動は少ない(10%)
・ADHDの子供の症状によって支援を使い分けよう
でした。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
皆さまの参考になれば幸いです。