皆さんは、こんな悩みはありませんか?
発達障害、その中でも特にADHDは「時間管理」が苦手といわれています。
ですから、子供の好きにさせていると生活のリズムがどんどん乱れていきます。
規則正しい生活は、障害があってもなくても生きていく中でとても大事になってきますね。
遅刻していると社会生活においてこのようなデメリットがあります。
- 信頼されない
- 待ち合わせている他の人に迷惑がかかる
- 時間が無駄になる
お子さんであれば今のうちからしっかりと時間管理のコツを身に着けておきたいところです。
今回はADHDの原因によって、時間管理がうまくできない人(遅刻する)むけの記事です。
【ADHD】の子供の遅刻はなぜ起こる?
ADHDは時間の感覚が人と少し違っている
ADHDでは、時間を意識しないといつまでも好きなことをだらだらとやってしまいがちです。
なぜならば、ADHDでは興味のあることは時間を気にせずに注目しすぎてしまう(集中)という特性があるからです。
息子もADHDの傾向があると診断されています。
時間を守るというのはやっぱり苦手です。
療育の先生がいうには、時間というのは本人が「意識できるか?できないか?」になってくることだと言っていました。
発達障害の人は見えないものを管理することが苦手です。
時間というのは目に見えませんから、ついつい意識してうまく時間を管理するのが苦手だと思われます。
時間への意識が低いということだと思います。
好きなことに時間を気にせずに取り組めるのはADHDの才能でもあります。
ADHDの長所4つは経営者むき!!知ればあなたの才能になります【自分を知る】
しかし、やはり有限な時間を管理することは必要ですので「時計を見るように促す」ようにしましょう。
ADHDが時間を守るためにできること
時間を守るためには何が必要か?といいますと以下になります。
①自分で「時間を守ろう」と意識すること (意識)
②「時間を確認する」 (行動)
順番的には①「意識(守ろう)」というのがあって、②「(行動)時間を確認する」という行動をします。
ですから、まずは「時間を確認する」という行動増やすことで「時間を守ることの意識づけ」を行っていきます。
(例)親の声かけの例
「〇〇時までに〇〇をしようね」
「それは何時までにすればいいのかな?」
それでも今していることに夢中になって時計を確認しない(確認することを忘れる)場合は、タイマーなどを設定して音で知らせる(意識させる)という方法を使ってみましょう。
ADHDの時間を守れない対策「今していること・次のことが、何時から始まるのかわかるようにする」
(↑こちらは療育機関で作成していただいたものです。)
私たちは、時間を守ろうとするとき、必ず「今の時間」を確認すると思います。
家に時計がなければ外で約束していも「何時までに家を出ればいいのか?」検討もつきません。
現在時刻がわからないからです。
例えば、会社で仕事をしているとき「昼休みが何時までか知っていること」と「現在時刻」がわかっていなければ時間を守ることはできません。
まずは家の「固定の時間」を決めて表にしてみましょう。
昼食・夕食・お風呂、就寝(寝る)時間です。
逆にいえば、これらの時間が毎回変わってしまっているとしたらこれからでも遅くありません。
しっかりと「夕食は7時」というように決めて(固定して)毎日同じ時間にするように生活リズムを作るようにしましょう。
・7時きっかりにしてしまうと、1分すぎるだけでパニックになる子どもも
います。
(ADHDと自閉症の併発の場合はお子さんの特性をみて幅をもたせてください)
・その場合は夕食は「7時~7時半」というように固定してください。
ADHDの遅刻の対策【寝る時間を一定にする】
生活のリズムを整えるために大事なのが「寝る時間を必ず一定にする」ということです。
もし見たい番組がある場合でも、ビデオにとってあとから見れることを伝えましょう。
土曜日などは夜更かししやすいです。
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ですが、休みの前日や休みの日も「固定スケジュール」が乱れないようにしましょう。
ゲームやテレビの時間をコントロールしていく
固定スケジュール(お風呂・夕食・起床・就寝時間)を決めたら、次はゲームやテレビといった娯楽を調整していきましょう。
筆者の家では8時半すぎたら、テレビは見ることができません。(つけません)
(追記:中2になったので現在は9時まで)
となりやすくなります。
ルールを守るときには、大人も一緒に守らなければなりません。
学校の先生が生徒に「ゲームをやってはいけない」と言いながら、自分は教室で休み時間にゲームをやっていたらルールが統一されていません。
それに、同じ空間(部屋)にテレビがついていれば注意がむいてしまいます。
これは、お菓子などでも同じで「子どもにおやつの時間を決めて守らさせている」のにも関わらず、親が子どもの前で好きな時間に好きなだけ食べているのを見せていては教育として一貫性がありません。
こういうのは、経験上、母親よりも「父親が守ってない」ように思いますね。
子どもに守ってほしいルールは親が率先してお手本を見せる
発達障害の子どもを育てるときは「家族全体で規則正しい生活をする」
つまり、大事なのは「親も一緒に家族で決めたルールを守っていく」という姿勢です。
子供を育てるのは、そのような意味でちょっと大変です。
ゲームやテレビは際限なくなってしまうことが多いので「宿題が終わったら」「一日何時間まで」などと決めておきましょう。
まとめ
規則正しい生活は健康な生活を送るためには基本です。
いちど、身に着けてしまえば早寝早起きも、つらくなくなります
ですが数日さぼると生活リズムは乱れるのでずっと継続するということが必要になります。
療育は生活が安定しないとできません。
まずは家のリズムを作ることからはじめてみててはいかがでしょうか。