モノを手がかりにすれば担任が変わっても対処できる【支援ツールのよさ】

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ぴょん太郎
 

こんにちは。

高機能自閉症の男の子を育てているぴょんたろうです。

今は2020年の2月です。

もうすぐ卒業や進学・引っ越しの季節です。

ちょっと早いでしょうか。

そんな時、自閉症の子供を育てている親の気になることがあります。

クラス替えや担任・引っ越しで「環境が変わってしまうこと」です。

自閉症は環境の変化にとても弱いです。
混乱したり、パニックになったりすることもあります。

管理人も、小学校で担任の先生が変わるたびに憂鬱でため息をついていました。

 

今の先生と子供が折り合いがいい → 担任変わってほしくない
今の先生と子供の折り合いが悪い(担任の理解がない) →担任変わってほしい

 

考える人
考える人

ああ、担任の先生で子どもの小学校生活がけっこう変わるものだなあ。

もう運ゲーじゃなかろうか。

と思うことがありました。

上司や部下など、会社関係の悩みでもありますね。

今回はその悩みについて考えていきたいと思います。

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先生は人だから変わるもの

人は変わります

人は変化する生き物です。

なぜならば、人は変わらずにとどまっているということはないからです。

「趣味・嗜好」も「考え方」も、10代の頃と30代では違うからです。

考え方や価値観が変われば、行動だって変化していきます。

それが人の常です。

それは人間の発達であり、成長であり、老化であるのです。

環境も変わります

環境も変わりゆくものです。

なぜならば、植物は成長しているからです。

30年経って、同じ土地にいってみると森や林、山や川だったところは、高速道路がつくられて風景は一変していたりします。

なぜかというと、技術は発展するし、植物は成長するからです。

そして、人と同様に衰退したり枯れゆくこともあるからです。

50年前に業績をあげていた企業が一体何社変わらず有り続けるでしょうか?

時代だって変わる

時代だって変わります。

今は戦国時代ではありません。

隣の県にのろしを上げる必要もないので気楽です。

信長の野望や戦国無双を「娯楽」としてやってしまっているくらいの時代です。

信長や信玄や忠勝は、まさか自分たちがゲームのキャラとして未来で遊ばれていることなんて想像もできなかったと思います。

驚いた人
驚いた人

えっ?

服部半蔵だって、まさか自分が「服部君」と国民から呼ばれたあげく、ほっぺたに渦巻きを描かれるなんてことは想像しなかったことでしょう。

驚いた人
驚いた人

僕をネタに漫画・・・

時代も常に変化していきます。

その時代にあった流行や常識も常に変わっていきます。

でもモノは変わらない

では変化の激しい中で勝手に変わらないものはなんでしょうか。

それはモノです。

例えば会社のマニュアルがあります。

人や環境が変わっても、「そこそこ誰が使っても対応できる」ものとして作られています。

再現性という視点であれば「作られたモノ」は、少なくても勝手に変わっていくものではありません。

モノ(ツール)は勝手に変わらない

人の感情はコロコロ変わる、表情も。だから不安になる

人の感情はどうでしょう?

その前に大事な予備知識を書くのを忘れました。

動くものって不安さ。だって変化するから。観察している間にもう変わってしまうから・・・

自閉症は、「変化するもの」が苦手です。

これは人間の本能では「変化」を嫌うようにできているからです。

昨日なかったマンモスの足跡がある(変化=いつもと違う)ということは、原始時代においては気づけない者は死の危険を意味するからです。

自閉症は本能的な感覚が鋭いのです。

変化することが怖いのは人間の脳の本能

これは、偏桃体優位になるとどんな人にでも起きてくる防衛本能が強まった状態でもあります。

例えば、災害時には、人間は実行・命令中枢である高次の脳である前頭前野が、大脳辺縁系に負けて「従」になってしまうことがあります。

普段は、古い脳である大脳辺縁系の本能や感情を「前頭葉が介入して抑え込んでいる」わけです。

普段は私たち人間は「主=前頭前野」「従=大脳辺縁系」になっています。

脳は階層性がありますので、前頭前野>大脳辺縁系となっています。

前頭前野は上司のような存在です。

「お菓子を食べたい」と思っても「いやいや、待てよ。」と指示を出して衝動や感情を調節する介入ができます。

ところが、大脳辺縁系が優位になると「感情に支配されて理性的な判断力が低下」します。

従属関係では、どちらかが主になるからです。

パニック障害や不安障害ではこれが崩れてしまっているので、感情である大脳辺縁系が「主」で、前頭前野が「従」になっています。

(だから、認知行動療法をするのです)

いつもと違う(=変化)ことというのは、本能としてはパニックになって然るべきなのです。

いつもと違うことに気づくことで人類は生き延びた
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モノならば基本「いつも変わらない」(変化しない)

モノは変化しない

人の目線は動きまくるので、予測不可能です。

ですから、「変化の多いもの」として自閉症は認識して不安になります。

その点、変わらないのは「モノ」です。

不変なものに安心するのですね。

不変の次に安心するものというと「規則性」です。

なぜならば、「予測可能」だからです。

自閉症は「予測が苦手」です。

だから次に起きるできごともわからないと不安になるし、次があるのか?ないのか?わからない(知ることができない)と、「待つことも」(次があること)もわかることができません。

考える人
考える人

だから人に興味がないのかな・・・?

 

人にまったく興味・関心がないわけではありません。

自閉症の中にも、人に興味があるけれど怖いしどうやってかかわっていいのかわからないこともあるのです。

人間の愛情を求めているし、仲間に加わりたいと思っていることもあるのです。

いつもと同じ指示を受けとれる=モノ

自閉症の子どもに変化しない「手がかり」を与えてあげてください。

支援ツールを作って使うことは、自閉症の子どもにとって前述したように安心感を与えることになるのです。

そればかりではありません。

K先生
K先生

般化の問題で人や場所が変わったりしても、モノ(支援ツール)をうまく使うことで、人や場所が変わっても「ツールの使い方を人に伝える」ことでうまくいくことがあります。

K先生
K先生

支援ツールはそこがいいところですね。あとからでも使えるので。

・・・と発達障害の専門家であるK先生はいっていました。

この「後からでも使えるので」というのは、発達段階において一度できるようになったことが、自閉症では情報処理のばらつき(?)によってうまくできなくなることがあるので、発達曲線(成長)は、下がったり上がったりしながら進んでいくのだというグラフを見せながら勉強会で話してくれたことです。

環境の変化や不適応によって、できる水準が下がってしまったときは、支援を増やしてサポートを多めにするのだそうです。

 

つまり、子供の変化をよく観察して調子にあわせて支援も増やしたり減らしたり調節するのがいいんだ、と。

↑(まだまだ新しい吹き出し使いたいだけ)

支援ツールに頼りっぱなしではなく、子どもの変化する状態に常にあわせていく姿勢が大事だということだと思います。

 

モノは変わらないので自閉症にとって安心できるもの。
でも、それを使う人(支援者や親)はツール任せっきりはよくないよ。

 

やっぱり目の前の子どもをよくみなきゃだね。

子供にそれは「適合か」

目の前の子どもにあっていなければ、どんなに素晴らしいモノでも意味がありません。

それは「環境」もそうです。

環境>人>モノ

この順番がいいと筆者は思います。

この世の中で抽象度が高いものが「空間」です。

空間を認識するとしたら、「体育館」の空間も「木のハウス」の中の空間も何が違うのでしょうか?

森にいようが、どこにいようが、「地球のどっか」になります。

これが「空間は連続体」ということです。

ですから、自閉症にとってどの空間からバックヤードで、どの空間からは「人の庭」なんてものはわかりにくいんです。

話がちょっと脱線しました。

あなたは、「自分の知っている(見慣れた場所)では実力を発揮できた」のに、環境、つまり場所が自分にふさわしくないと感じて尻込みして緊張することはありませんか?

例えば、3000人の聴衆の前で演説をするとき。

音楽会の発表のとき。

「その環境があっていない(なじんでいない)」と人は快適なゾーンにいないと感じて、緊張や不安が高まります。

言い換えると「場慣れしていない」ということです。

場慣れ=何回も繰り返していつも通りになる

ということでもあります。

 

パニックやかんしゃく・常動行動のサインが出ているのに、ツールで無理やり実行させようとしていませんか?

まずは、環境設定、課題の難易度や情報の量の調節など「その場が自閉症の子どもにあっている空間か否か」を確認して修正するなどしましょう。

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まとめ

 

支援ツールを作るのは面倒です。

そして、なんやかんや言い訳をしてなかなか作ろうとしなかったりもしました。

そんなことは「時間と手間とお金と知識と技術」の余裕がないと、とてもじゃないが、「やってられない」とすら考えていました。

余裕がある人が支援はやることだ、余裕のない人には支援なんかしてられないと。

でも、違いました。

そのあなたの「時間と手間とお金」の余裕を作るためにツールが役立つのです。

そして、それは親子にもう1つの余裕も与えてくれるようになります。

心の余裕です。

自閉症の子供に余裕が生まれれば、安定した生活が手に入ることでしょう。

そのような変化ならば子供も母親であるあなたにとっても、それはよいものなのではないでしょうか?







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