【自閉症】段ボールでパーテーションを作ってみた~空間を仕切って刺激を減らそう~

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こんにちは。高機能自閉症の男の子を育てているぴょんです。

 

今回は息子が部屋を「放課後デイみたいにし欲しい」というので段ボールで仕切ろうと思います。

 

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自閉症では活動をする場所を1つの空間にする

空間を仕切ることで「場所に意味を持たせる」

発達障害では空間を仕切ることが大事です。

なぜかというと「活動をする場所が明確になるから」です。

この場所は何をする場所なのか?

子供に伝わるようにするということだね。

 

療育のK先生の勉強会にいったときにK先生が

リビングとかって多目的なので

自閉症の子にとってわかりくいんですよ。

と言っていました。

学校も家もそうですが、同じ部屋でご飯食べたり着替えたり、遊んだりテレビ見たりします。

ちょっと前、親の目の届くところで子供が勉強する、つまりリビング学習が流行った気がします。(今はわかりません)

 

しかし、発達障害の子どもにとってリビングでの勉強は、あまり相性がよくないのでは?と個人的には思います。

 

なぜならば、K先生のおっしゃるように「多目的だと何をしたらいいのかわかりにくい」ということがあるようだからです。

 

そこで、子供も自分の部屋(というか城)が欲しいようなので、リビングの騒音を遮断する目的の兼ねてパーテーションを0円で作ろうと思います。

 

 

極貧なので、私はAmazonとかの段ボールで作ります。




 

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段ボールでパーテーションを作る

段ボールは軽くて持ち運びがラク

段ボールパーテーションのいいところは以下のとおり。

・軽いので移動がラク。
・コストをおさえられる。
・部屋がせまくても出し入れラク。
・要らなくなったらすぐに捨てれる。

用意するもの

用意するもの
・はさみ
・カッター
・ガムテープ

段ボールを切る

段ボールの切り込みがある部分を真ん中にして切ります。

 

切ったものです。👇

ガムテープで止める

両端を上に折って、ガムテープで止めます。↓

これを4つ作ります。

1つの箱で4つできます。

これが段ボールの土台になります。

土台の切れ込みに段ボールをはさむ

できた土台の切れ込みに段ボールをはさみます。

 

 

 

完成です。

 

これで、リビングで私が子供の目のまえでうごいても落ち着かないということが減ってくれると思います。

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空間を仕切るといいこと

今回作ったパーテーションは環境の構造化(物理的構造化)

今回のように空間を仕切ることを「環境の構造化」といいます。

 

これはTEACCHプログラムの中の一つになります。

TEACCHプログラムには3つの構造化があります。

・物理的構造化(環境の構造化)
・時間の構造化
・活動の構造化
 

なぜ物理的構造化が必要なのか

なぜ物理的構造化をするのかというと以下のとおりです。

・その場所がどのような場所かを明確にするため
・余計な刺激を遮断するため
 
 
自閉症では中枢性統合が弱いと言われています。
 
中枢性統合とはものごとの全体をとらえる力です。
 
 
中枢性統合ができないと、全体よりも細部に注目してしまいやすくなります。
 
その結果、音や視覚の刺激に過敏になってしまい大事な注目すべき情報がわからなくなってしまうのです。
 
 
だから、なるべく目や耳から入る刺激を整理したり余計な刺激は遮断してあげることで、集中しやすい環境を作り全体像を把握しやすくする必要があるのです。

 
 
 




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構造化をする前に

自閉症も1人1人によって合うものは違う

 

そうか、構造化をすれば

自閉症の子供に効果的なのか・・・

 

今回、筆者は子供の要望と勢いで何も考えずに作ってしまったのですが、その前にやっておいたほうがよいことがあります。

それは以下です。

子供の特性を把握すること
 
どんな伝え方ならば子どもが理解しやすいのか?を最低限、把握しておくといいと思います。

 
・子供が理解しやすいものはどれ?
「具体物・写真・文字・音(声)なのか?」
・子供は何ならわかるのか?(色や形、言葉など)
・子供は何ならできるのか?(個々のスキル)

学習のスタイルによって構造化も1度作っただけで終わりではなく、

変えていく必要もあります。

 

 

療育の先生はこのように仰っていました。

 

 

なるほど、療育では年齢があがったらスケジュールも文字になったのでそういうことなのかなとおもいます。

構造化をすると自立が促される

構造化をすることで自閉症の子供の理解が助けられて、結果、子供が自分で行動することが増えます。

 

構造化によって、不安感や混乱を減らすことができると子供自身も「自分でしてみたい」「できるかも」という意欲につながっていくと思います。

 

 

構造化すると子供の自立が促進されるのです。

 

【参考】TEACCHってなんだろう?の記事はこちら。

TEACCHってなんだろう?【自閉症のひとりひとりの特性を大事にする】
こんにちは、高機能自閉症の子どもを 育てているぴょんたろうです。 自閉症の子供を育ている方ならご存知かもしれませんが「療育」と呼ばれるものがあります。   単語はきいても、はじめは私も「どん

構造化に頼って何もできない子供になってしまうのは大きな誤解です。

ものごとがわかれば人はやってみようと思うものです。

 

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まとめ

今回は段ボールでパーテーションを作りました。

30分から1時間で作ることができます。

参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

 

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ぴょん

ぴょんです。自閉症の育児をしています。
自閉症の育児情報ブログを発信しています。
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このサイトはすぐに使える療育の【視覚支援】の具体的な方法・実際に作ったツールなどのブログです。本家のブログの知識・情報系の記事とわけるためにこのブログを作りました。

ぜひ、自閉症の視覚支援の参考になればと思います。

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