こんにちは。
高機能自閉症の息子を育てているぴょん太郎です。
自閉症の育児は「どこが悪いのか」という視点で見ていると、ずっとマイナスループにはまってしまいます。
どうしても育児がうまくいかないと悩んでいる親は多いと思います。
以前は私もそうでした。
ですが、今は安定して子育てができています。
今回の記事を読んで得られるメリットは3点です。
・子供の強みに目をむけられる
・子供のできることから何ならばできるのか?わかるようになる
自閉症の弱みではなく強みを見る
親自身の発想の転換をする
親は発想の転換をする必要があります。
私は自閉症の子どもを11年間育ててきました。
勉強歴は9年くらいです。
でもまだまだ圧倒的に足りないと思っています。
ですが「知識や経験が足りない自分」なりに、持っている知識や経験の中で「100%の力で記事を書いています。」
ですが、私よりも知識も経験もある人ならば、私よりも圧倒的に魅力的な記事が書けます。
ですが私は記事を書き続けます。
なぜならば「現時点で持っている知識の中でできること」をしているからです。
自閉症の子供も同じだと思うのです。
できるための知識もスキルもないのにできるわけないからです。

じゃあ、できることだけしてればいいやってこと?
そう思われるかもしれません。
ですが、そうではなくて「何ならできているのか?」に目を向けていく感じです。
「何ならできるのか?」「何はできないのか?(無理そう)」という視点を親であるあなたに持ってほしいのです。
偉そうにスミマセン。
ですが、私自身が子供のできないところに目をむけてばかりのとき、育児が楽しくありませんでした。
正直いうと勉強すればするほど「発達障害の育児とか無理ゲーじゃん」とすら思っていました。
自閉症の弱みばかりしか見つからないという親に共通しているのは、結果や成果で判断しているということです。
発達障害の子供でもできることはあるのです。
まずは「何ならできるのか?(強み)」に目をむけようと意識してみる必要があると思います。
親の勉強のすすめ
子供の行動には意味があることを知る
人は自分が理解できない、理解しがたいものは「相手がバカなんだ」「相手が間違っている」と思ってしまう思考の癖があります。
発達障害の子供は、周りから見ると意味不明な行動をとっているように見えることがあります。
でも、本人にとっては意味がある行動だったりします。
他人の意図がわからない行動を私たちは「理解するのをあきらめる」ことがあり「あいつ何してるんだ、理解できない」と思ったりします。
これは自分の理解できない・知識や複雑なことを推測することを相手のせいにしているということなのです。
意味のわからないことに人は怒りを覚える
実際、私は自閉症の勉強をし始めてから、子供の問題行動に「イライラしたり悲しくなって辛い気持ちになる」ことが減りました。
理解できると、怒りが収まることが科学的にも明らかになっています。

子供の行動がなぜ起きるのか?わかれば怒りも減るんだね
この記事を読んでいるあなたも心あたりがあるかもしれませんが、「なあんだ、そういう事情だったんだ、先にいってよね」と意味がわかったとたんに、怒りがすーっとひいていったことはありませんか。
自閉症の育児を少しでも楽にしたいのであれば
「自閉症の子供がなぜそんな行動するのか?」理解するといいということだと思います。
もし、子供の行動の理由や意図がわからなかったらどうなるかというと下記になりま
す。
(間違っている)
意味がわからないことをする相手=「おかしい(間違っている!)」と感じるように人の脳はなっています。
ですが、これが「相手の行動の理由や意図がわかった」場合はどうなるでしょうか。
の行動はおかしくはない)
この時点で子供への「何なのよ?!意味わからない!!この子おかしいだわ」という理解できない怒りは消えていきます。
対処できないと思うと人の脳は怒りを覚えるようにできているのです。
(参考書籍:怒らないコツ、かんき出版/脳の学校代表・医学博士/加藤俊徳)
反対にいうと、自閉症の勉強をして「なぜそうなってしまうのか?」わかればあなたの育児の「ワカラナイ系の怒り」は楽になる可能性があるのです。
→→→【レビュー】自閉症の育児方法がワカラナイを解決する本【オススメ5冊】
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自閉症の子供の現在持っているスキルを考える
今現在できることは何か?
子供が今時点で「できること(スキル)」だけを考えるといいと思います。
なぜならば「できることを使ってどうすればできるようになるか?」考えることができるからです。
・できないところは「手助け」をする
「できるスキル」色がわかる
「支援方法」ド=「赤」レ=「緑」ミ=「黄色」ファ=・・のシールを鍵盤にはる
子供の好きなことや興味のあることを把握する
子供の好きなことや興味のあることを知っておくのはとても大事です。
なぜならば、人は、子供でも大人でも動機になるのはやっぱり「好きなことや興味のあること」だったりするからです。
好きなことを使ったときに今後、行動を強化させる機能を果たすものを「好子」あるいは「強化子」と呼びます。
これを使って発達障害の子どもの行動を改善したり(行動変容)する方法をABA(応用行動分析学)といいます。
私の子供もABAを地道にやることによって、家で要求を押し通すために家を荒らすという行動が改善されて「ABAすごい」となりました。
興味のある方はABAを発達障害の育児に取り入れてみてはいかがでしょうか。
「難しくて無理」という方は、この記事に書いてありますように「子供の好きなことを把握する」ところからスタートするのをお勧めします。
好きなことを把握したあとの活用法についての記事はこちら
→→→【自己肯定感】好子を使って子供にお手伝いをしてもらおう【ABA】
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