発達障害の原因は親のせいじゃない

スポンサーリンク
親の悩みコラム
スポンサーリンク
Pocket

あなたは、こんなことを言われたこと・あるいは聞いたことはありませんか?

「自閉症は親の育て方が悪いせいだ」

「テレビばかり見せていたから自閉症になったんだ」

「自閉症は親の愛情不足だ」

こんなことを言われると「ごめんね。普通に産んであげられなくて・・」と自分を責めてしまう気持ちになってしまうかもしれませんね。

ですが、安心してください。

あなたのお子さんは決して「可哀そう」ではありません。

可哀想な子と思うことが、可哀そうなのです。

現代では、自閉症は先天的なものであり親の育て方などの環境によって自閉症になるということはありません。

この記事を読むと「自閉症は親のせいで起きないこと」がわかっていただけると思います。

【参考】:遺伝についての記事はこちら

【発達障害】遺伝という言葉の持つ誤解

スポンサーリンク

脳の機能不全と理由をわけて考える

発達障害は親のせいとかではなく、脳の処理の仕方の違いです。

専門的にいうと「脳の機能不全」になります。

脳のどの部分が機能不全になっているかというと

・前頭葉の機能不全
・神経伝達物資がうまく働かない
などが指摘されています。

 
ですが、これらは「症状」であって発達障害であることの理由にはなりません
 
なぜかというと「前頭葉の機能不全」が症状として起きているものはほかにもあるからです。

 
「老化や認知症」でも前頭葉の機能は低下します。

 
ですが、老化や認知症で前頭葉の機能不全になったとしても「それが発達障害になるのか?というと、そうはなりません。
神経伝達物質がうまく働かなくなる疾患もあります。

「うつ病や不安障害、パニック障害、強迫性障害」などです。
 
ですが、これらの疾患で神経伝達物質の働きがうまくいかなくなったとしても、それが「発達障害」とイコールの関係になるわけではありません。
 
 
まだ自閉症の原因は「これ」とははっきりと明確にはわからないことがおおいのが現状なのです。
 
自閉症の原因ははっきりとはわかっていない。
 
スポンサーリンク

発達障害の原因は複数

脆弱要因と保護要因の組み合わせ


発達障害は親の育て方ではなく、遺伝子のなりやすさと、なりにくさの掛け算のようなもので起きる可能性があります。

DNAにはおよそ400万もの遺伝子があります。

それらすべてが現代科学でも解明されているとはいいがたいのです。

現代でも、科学者が自閉症の原因についてさまざまな研究をしているというのが現状です。

育て方が原因ではないのは、いくつかの遺伝子が複合的に関与している可能性が高いことでも明らかです。

ある組み合わせでは発症しないけれど、ある組み合わせでは特定の領域での能力の高さとしてあらわれるといった感じです。

なりやすさとなりにくさの複合要因で起きる(単一の原因ではない)
スポンサーリンク

発達障害は親の遺伝なのか

家族間に発達障害を持っている割合は高い

発達障害を持つ家族内には同様に多く発症するということが指摘されています。

「典型的な自閉症のこどもの兄弟では自閉症や自閉的な傾向を一般人口よりも生じやすいようです。」(ウイング、1998)

兄弟の一人が自閉症の場合、もう一人も自閉症になる可能性は高いのです。

その可能性は2~6%であるとされています。

ですが、遺伝子は100%一致ではありません。

遺伝子が同じ双子の研究をすれば、どれくらい自閉症の発症に遺伝子がかかわっているのかがわかります。

1995年に一卵性双生児(同じ遺伝子を持つ)の自閉症の一致率の追跡調査が行われています。

その結果、一致率は一卵性双生児で92%、二卵性は10%となっています。

この結果では自閉症は遺伝子が100%原因ではないが影響がきわめて高いということがわかっています。

もし、「弟が自閉症の兄の真似をして困る」と思っているのであれば、それは弟の自閉症の可能性を疑ったほうがいいということなのです。

ですが、もしここで親であるあなたが自分の過去を振り返ってみたとき「ああ、私にもこんなようなことがあったな、似ているな」と感じることができたらそれは大きなチャンスです。

自閉症の家族間では「ある特性の能力の高さ」が共通してみられるということがわかっています。

自閉症の一卵性双生児の一致率は92%
スポンサーリンク

親の能力の高さも発達障害には遺伝している

自閉症の子供の親にも共通してみられる特性

自閉症は遺伝の要素が絶対ではないとはいえ、大きいことがわかっています。

そのうえで、もし親であるあなたが自分の過去を振り返ってみたとき「ああ、私にもこんなようなことがあったな、似ているな」と感じることができたらそれは大きなチャンスです。

あなた自身が今までうまくやってこれたのであれば、その特性をうまく対処できるコツをつかんでいるかもしれません。

もしくは、自分と似ているので「子供の気持ちがよくわかる」かもしれないのです。

自閉症の家族間では「親にもある特性の能力の高さ」が共通してみられるということがわかっています。


特に高機能自閉症やアスペルガー症候群では

✅論理的思考力の高さ
✅独創性
✅勤勉さ
✅マイペース
これらの能力が高いといわれています。
(アトウッド、1999)
 
 
発達障害だからといって人生で100%成功できないということはありません。

 
実際にどの独創性の高さや勤勉さで、社会的に成功をおさめた発達障害の有名人もたくさんいるといわれています。

あなたの高い能力がお子さんに遺伝したと考えるといいのです。

そして、その幼児期・学童期の親であるあなた自身が「どのようにそれを乗り越えてきたのか?対処してきたのか?」を思い出して分析することは、今のあなた自身の育児の手助けになるかもしれないのです。

遺伝のとらえ方は「自分の高い能力が遺伝した」ととらえてみる。
スポンサーリンク

発達障害の原因は親のせいじゃないまとめ

発達障害の原因は「これ」とはっきりとはわかっていません。

ですが、親の育て方でなるものではないのです。

症状と理由をわけた場合、前頭葉機能不全がなぜ起きてくるのか?と理由に着目した場合、妊娠や出産時のトラブルという考え方もあります。

出産後に幼児期に髄膜炎や脳炎などで脳に影響があったのかもしれないということを心配されるお母さんもいるかもしれません。

そのような場合は、医学的検査をしてもらうのがよいとは思います。

ですが、医学的検査に問題がないから発達障害ではないとは言い切れないとのことです

・発達障害は親の育て方はならない
・発達障害は遺伝の影響は高いが絶対ではない
 
という結果です。

 
まだまだこれからも発達障害の研究は進歩していくと思います。
私たちにできることは、すでに起きてしまった原因を探すことではありません。

筆者もアスペルガーとか変とか言われますが、自分ができることをするだけです。
過去ってどうにもならないので時間の無駄です。

 
原因を探してわかったところで、どうにもならないからです。

 
それならば過去ではなく未来にできることを考えていったほうがいいと思います。

人生の時間は無限ではなく有限なのです。

 
 
 
 
Pocket

コメント

トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました